野球人

野球人

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784583035697
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0075

内容説明

引退それはこの命が果てる時だ。「職業野球」にこだわった20年。

目次

第1章 落合は引退しない(最後のバッターボックス;四度、引退を覚悟した ほか)
第2章 落合博満十番勝負(一流への道は、小さなチャンスから始まる;タイトルや格は選手を育てる ほか)
第3章 監督・落合 理想のチーム(ファンにストレスを与えない野球をやる;ヘッドコーチはいらない ほか)
第4章 21世紀の野球界へ(オールスター戦を改革せよ;審判に権威を、選手の功績に勲章を ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

19
1998年刊。元プロ野球選手落合博満による引退時の本。半分は選手としての手記であり、もう半分は球界に対する提言である。落合のバッティングの秘密はフックとドロー。つまり外野にファールにならないような弧を描くボールを打ち分けることにより、ホームランを量産した。また、常にホームランを狙っていたというから驚きである。筋トレはせず、食事と野球の練習だけで身につけた肉体でもって44歳まで現役を続けた。監督になったら、という想定の話も面白い。捕手を固定して守備で競り勝つ野球を想像してたのだとか。重厚な一冊だ。2023/06/20

再び読書

14
前回読んだ「不敗人生」では本人の著作と勘違いして、がっかりしましたが、今回は満足できました。バッティングの技術論は素人がわかる範疇では無いが、面白く読みました。両サイドの打球をフェアーゾーンに打つ技術は聞いたことが無く、やはり技術的には孤高の人であったことがわかる。また、監督の実績が納得できる将来像も98年のこの著書で語られている。また、日米野球により掴んだバッティング技術が、するり」と逃げたという記述には驚いてしまう。これほどの打者でも、それほど微妙な感覚に驚く。「采配」を含め他の著作も楽しみです。2014/01/10

くまんちゅ

12
約20年前の落合さんの引退時に書かれた本なので出てくる選手の名前が懐かしいです(笑) 第3章の「監督・落合 理想のチーム」は実際にドラゴンズで監督として実績を残したあとだけに余計に興味深い内容でした。そして、この時点で面白い野球とはというところに言及しているのもまるで未来を見通していたかのよう。三冠王へのこだわりについても書かれていますが、これほど数字を意識してプレーしながら、あれだけの成績を残したのはすごいとしか言いようがないです。2018/07/28

Kaz

10
再読。20年近く前の本なので、内容は全く覚えていなかったが、出てくる選手や記載されている試合は記憶に残っているものも多く、十分堪能できた。監督になったらどういう采配をするのかが宣言されており、後の名監督のルーツが伺える。プロ野球の在り方についての提言も興味深い。2016/12/07

きるきる

5
面白かった。落合が好きになる、とまではいかずとも、野球に対する真摯な姿勢に好感。2011/11/12

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