出版社内容情報
デジタル通信メディアを軽々と使う若者たちは、どんなコミュニケーションをしているのか? 緻密な調査から、彼らの生態とともに、現代の日本社会の抱える問題点が浮かびあがってくる。
内容説明
物心ついた頃から、PCやケータイに親しんでいるデジタルネイティブは、メールやツイッター、SNSなどをどんなふうに使いこなしているのだろうか。そのコミュニケーションのあり方を調べたとき、彼らの抱える悩みや困難のなかから、日本社会の抱える問題点が浮き彫りになってきた。現代日本を映し出す鏡、デジタルネイティブを探る。
目次
序章 アラブの春はソーシャルメディア革命だったのか
第1章 デジタルネイティブへのアプローチ
第2章 デジタルネイテイブの形成と動態
第3章 社会的コミュニケーション空間の構造と変容
第4章 不確実なものを避ける日本社会
終章 「安心志向のジレンマ」を克服するネットワーク社会へ
著者等紹介
木村忠正[キムラタダマサ]
1964年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科、ニューヨーク州立大学大学院バッファロー校にて文化人類学を専攻。Ph.D.。東京都立科学技術大学、早稲田大学などを経て現職。専門は、科学技術人類学、情報ネットワーク論。著書に、『デジタルデバイドとは何か』(日本社会情報学会優秀文献賞、電気通信普及財団テレコム社会科学賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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