平凡社新書<br> シリア―アサド政権の40年史

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平凡社新書
シリア―アサド政権の40年史

  • 国枝 昌樹【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 平凡社(2012/06発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 255p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582856446
  • NDC分類 228.2
  • Cコード C0230

内容説明

二〇一一年春の民衆蜂起が武力抗争に発展、いまだに不安定な状態が続くシリア。帝国主義の時代でも、度々繰り返された中東戦争の時代でも、シリアは歴史に翻弄され続けてきた。四十年余りにわたってアサド家二代の独裁政権が続くこの国は、一体どこへ向かうのか。前大使としてこの国を知り尽くした著者が、「中東の活断層」シリアを解剖し、未来を読む。

目次

第1章 吹き荒れた春の嵐(大嵐の前兆;嵐を巻き起こした子供たちの落書き ほか)
第2章 中東の活断層(民族と宗教の坩堝;バアス党政権奪取と権力闘争 ほか)
第3章 シリアをめぐる国際状況(制裁に踏み切った湾岸諸国;シリア・イラン友好関係を問題視 ほか)
第4章 ハーフェズ・アサド大統領の三十年(第一次中東戦争;バアス党政権の独り相撲 ほか)
第5章 バシャール・アサド大統領の十年(ハーフェズ・アサド大統領の死;アサド家の人びと ほか)

著者等紹介

国枝昌樹[クニエダマサキ]
1946年神奈川県生まれ。70年、一橋大学経済学部卒業後、外務省入省。在エジプト大使館一等書記官(78‐81年)、在イラク大使館参事官(89‐91年)、在ヨルダン大使館参事官(91年)、ジュネーブ軍縮代表部公使(91‐94年)、在シリア大使(2006‐10年)。そのほか、在ベルギー大使館公使、ベトナム・ホーチミン市総領事、在カメルーン大使などを歴任。2010年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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リキヨシオ

25
シリア…アサド政権は長年国民を弾圧し続ける独裁政権、国民への拷問は当たり前、アラブの春以降によって民主化デモの発生、アサド政府軍と反政府組織による内戦の激化、アメリカはシリアを非難し続けて政権交代を望んでいる、その一方でロシアはアサド政権を支援して、周辺国は反政府組織を支援している。テレビで流れているこのような報道の多くは反体制派から情報で偏った内容だという。そんな報道ばかりなのでこの本の内容には戸惑った。一体どちらの情報が正しいのか…冷静に考えると危険なシリアの状況から判断する材料がない…という現実。2016/02/10

Francis

17
2012年出版と古いがシリア内戦がなぜ起こったかを知るには大変参考になった。バシャール・アサド政権に対し国際社会は公正とは程遠い姿勢を取ってきたことが分かる。同じ著者の「シリアの真実」青山弘之「シリア情勢」を読んでの結論はシリア内戦はバシャール・アサド政権の改革によってシリアが近代化された強力な国家として蘇ることを喜ばなかった欧米諸国、イスラエル、そして湾岸諸国が介入してシリアを四分五裂にすることを目論んだ、ということだと思う。しかし大量のシリア難民の発生、isの台頭などその代償はあまりにも大きかった。2018/07/21

coolflat

13
ロシアがシリアに肩入れする理由。アラブの春以降、チュニジアでイスラム主義グループが指導的地位につき、エジプトではムスリム同胞団とイスラム保守主義が優勢。リビアではイスラム保守主義グループが影響力を振るい、モロッコではイスラム主義グループ代表が首相に就任し、カタール首相は穏健イスラム主義グループとの提携について語る。次第にアラブ世界の政治状況がイスラム色を強め、シリアの世俗政権は孤立を深めた。ロシアはイスラム主義保守派の台頭には懐疑的で、尚且つ中東における自国の存在感を高めつつ、地政学的バランスをとりたい。2015/12/10

ジュンジュン

12
「アサド政権はなぜつぶれないのか」(帯文句より)。めっきり報道されなくなったが、著者の見立て通り、アサド政権優勢で推移しているようだ。当初は総バッシング!「アサド=独裁者=悪VS反政府勢力=民主派=善」の分かり易い構図で展開。著しく公正さを欠く報道に著者は憂う。かなりアサド寄りの記述だが、当時の情勢を思えば仕方なし。シリア内戦の原因と始まりを知るには悪くない。但し、2012年刊。2024/01/11

Saiid al-Halawi

10
反体制派でも内外どちらかでその性質がぜんぜん違う。理知的でビジネスマンライクに描写されるハーフェズ。それとエルドアンがやっぱり傑物だった。シリア憲法の立派な条文と現実のギャップがアレだなーと思ってたけど、この本見ると「どうしてこうなった」が結構わかる2015/03/27

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