平凡社新書<br> 福島原発の真実

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平凡社新書
福島原発の真実

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855944
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0236

内容説明

日々、深刻の度合を深める福島原発事故。洪水のように溢れかえる情報の中で人は一体何を信じたらよいのか。原子炉運転停止、プルサーマル凍結、核燃料税をめぐる攻防…。国が操る「原発全体主義政策」の病根を知り尽くした前知事がそのすべてを告発する。

目次

第1章 事故は隠されていた
第2章 まぼろしの核燃料サイクル
第3章 安全神話の失墜
第4章 核燃料税の攻防
第5章 国との全面対決
第6章 握りつぶされた内部告発
第7章 大停電が来る
第8章 「日本病」と原発政策
第9章 止まらない内部告発
エピローグ 「嘘」を超えての再生

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

296
著者は、1988年~2006年まで18年間、福島県知事を務めた。これは、在位当時の東電と国との原発をめぐる戦いの記録。佐藤知事は、当事者であるから、ここに語られていることのすべてをそのままに首肯することはできないが、またその一方では当時の知事にしか知りえなかったことも明らかにされる。少なくても東電の記者発表や、政府がその当時語ったことは事実と見ていいだろう。ここでも際立つのは東電と政府(原子力委員会、安全保安院を含む)の楽観論と、情報の徹底した非公開の態度だ。原発の危険を語るに落ちているとしか思えない。 2016/03/16

trazom

120
11年前の本だが、原子力政策見直しのこの時期に、もう一度振り返っておきたかった。福島県知事として、電源三法交付金でのシャブ漬け、地元や国民を蔑ろにした経産省の独断的な政策決定、政府と電気事業者との癒着、核燃料サイクルの欺瞞などと戦った記録である。プルサーマルを事前承認する途中で次々と発生する不祥事(東電の検査記録改竄等)に、安全神話への疑問を投げかけるが、「原子力ムラ」はビクともしなかった。そして今、「物わかりの悪い田舎の知事」と佐藤知事を嘲笑したその人たちが、原発再稼働・新増設の旗を振ろうとしている。2022/12/15

kinkin

79
元福島県知事が書いた原子力政策と福島原発の問題点など。3.11以降あれから福島原発の放射能漏れはいったいどうなったのだろう。時折ニュースになるもののメルトダウンしレベルも最大ランク、大量の放射能漏れについてあまりにも情報が少ない。絶対安心・安全のはずの原子力政策はあの地震からはまったく機能していない。それでも他の地域では再稼働。いったいなぜなのだろう。原発立地県が交付金漬けにされたあげく財政も苦しくなっている。猛暑の今夏、電力不足のニュースもない。大きな力が情報を操作しているとしか思えぬこの国はどうなる。2016/08/30

makimakimasa

15
知事時代の原発絡みのエピソードまとめで、主にプルサーマル導入(ウラン燃料より安全性が低いMOX燃料を使用)を巡る攻防(県vs国&東電)に詳しい。核燃料サイクルありきに抗い、議論を尽くす努力を怠らず、「安心は断じてサイエンスではなく、データや政策プロセスの透明化でもたらされる」「原子力政策は民主主義の熟度を測る素材」との一貫した主張は全うだ。元々の安全基準が厳し過ぎる、だからいちいち報告しない、じゃあ何を信頼すればいいのか。東電の内部告発を握り潰した通産省=経産省は、警察と泥棒が一緒にいる様な組織だと批判。2021/03/18

ryuetto

15
福島県前知事の書いた苦闘の記録。福島県民の安心と安全のために、情報をごまかさずにきちんと公開して欲しい。国の原子力政策は一度立ち止まって見直した方がいいのではないか? と訴えただけなのに、それだけのことがいかに難しいか。 まさに今、私らが望んでいる通りのことをこの知事はずっと前から、必死の思いで訴え続けてきたんだなあ。と思った。彼の言っていることは正論だと思うのに、東電はそれを拒み続ける。東電の後側にいる経産省の問題点が、きちんと検証されていて、非常に読み応えのある本でした。オススメです。2012/06/03

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