平凡社新書<br> 長崎を識らずして江戸を語るなかれ

電子版価格
¥836
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

平凡社新書
長崎を識らずして江戸を語るなかれ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855654
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

江戸幕府が、オランダ人を長崎の出島に強制移住させてから、日米和親条約が締結されるまで約二〇〇年間続いた鎖国時代。唯一、西欧との取引が許された長崎には、各藩から、数多くの志のある者たちが最新の知識や情報を求めてやって来た。平和な時代が長く続いた江戸期に花開いた数々の文化は、彼らが長崎遊学を果たし、各藩に持ち帰ったものだったのだ。江戸が、いかに長崎の影響を受けたのか。地方別「長崎遊学者名簿一覧」付き。

目次

第1章 文化の中心は長崎だった(江戸と長崎;京都の貴族文化;大阪の町人文化;江戸の庶民文化)
第2章 江戸と京都を長崎がつなぐ(江戸っ子のコンプレックス;三越が結ぶ江戸と長崎;江戸参府と日蘭交流)
第3章 長崎が生んだ三巨星(長崎へのアプローチ;最初の天文地理学者、西川如見;江戸蘭学の父、吉雄幸左衛門耕牛;西洋砲術の三角者、高島秋帆)
第4章 外国船入港事件簿(最後の南蛮船サン・ジョアン号;英国船リターン号;米船エリザ・オブ・ニューヨーク号;英軍艦フェートン号;オランダの蒸気船スンビン号)
第5章 全国から集まった遊学者たち(長崎遊学とは;前期の遊学者;中期の有学者;長崎遊学者名簿)

著者等紹介

松尾龍之介[マツオリュウノスケ]
1946年長崎県長崎市生まれ。漫画家。北九州市立大学外国語学部卒業後、71年に上京し、漫画家・杉浦幸雄に師事。現在、長崎市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。