平凡社新書
雪村いづみ物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 311p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854176
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0276

内容説明

たぐいまれな容姿と歌唱力で、昭和歌謡史に燦然と輝く雪村いづみ。だが、その私生活は波乱を極め、得意の絶頂から失意のどん底までを味わう。しかし今なお、挑戦は終わらない。「生涯ドラマチック!」がいづみの人生だから。ひばり、チエミとの「三人娘」の栄光を胸に、今、新たな「伝説」に挑む。

目次

父のDNA
才能の芽生え
歌手デビュー
三人娘の出会い
激震―その青春の日々
ミッキーとの出会いと別れ
マリアを産んで
幸せな転機
波乱のなかにも輝いて
挫折と希望
執念―恋も仕事も
慟哭―ふたりの死
ひとりぼっちからの再出発
いづみ伝説を越えて
「生涯歌手」宣言

著者等紹介

大下英治[オオシタエイジ]
1944年広島県生まれ。広島大学文学部卒業。70年、週刊文春の特派記者となる。83年、同誌を離れ、作家として独立。政財官界、経済、芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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gtn

8
せっかく信仰を保ちながら、恋愛問題で疲れ果てた挙句、占い師に改名を持ち掛けられたいづみ。親友の江利チエミに相談したところ、「名前が大きすぎて、重たい?うぬぼれるのもほどがあるわ」と叱咤される。目が覚めるいずみ。その親友を翻弄する運命と死。ひばり、チエミ、いずみという三人娘の中で唯一生存し、82歳にしていまだ現役であるのも、友のためという理由も大きいだろう。2019/06/13

nadaha

3
「ジャンケン娘」こと昭和の歌謡史を支えた三人娘の一人、雪村いづみ。「お嬢」こと美空ひばり、「チー子」こと江利チエミ。この二人と一括りにされ、比べられるのは重荷だったことだろう。同時代性などもきちんと描かれていて、近代芸能史の勉強になる一冊。この本のなかで割に恋多き女であったことが語られているが、あれほどのルックスを持っていた彼女であれば、引く手あまただったろうなぁ。戦後の女性歌謡史を作った偉大な人物たちなのだなぁ、と改めて感じた。2014/08/21

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