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平凡社新書
民主党の研究

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582854015
  • NDC分類 315.1
  • Cコード C0231

内容説明

二〇〇七年七月の参院選勝利から一転、十一月にわき起こった小沢代表辞任をめぐる大騒動。「寄り合い所帯」「ごった煮」「ゆ党」などと、揶揄されてきた民主党の迷走はいつまで続くのか。この党の本質は何か。果たして政権を担えるのか。キーパーソンの声を拾い、その問いに答える。民主党の軌跡と現状を解明し、今後を占う初の本格的政党研究。人物の動きを通して、民主党の本質に迫った内幕ドキュメント。

目次

第1章 参議院制覇
第2章 「選挙の小沢」の虚実
第3章 民主党旗揚げ
第4章 「宇宙人」鳩山由紀夫
第5章 菅直人の栄光と挫折
第6章 自由党合流の真相
第7章 混迷の岡田・前原時代
第8章 小沢民主党の内幕
第9章 民主党は政権を担えるか

著者等紹介

塩田潮[シオタウシオ]
1946年高知県吾川郡いの町生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ceskepivo

6
民主党が政権をとる前に書かれた本であるが、政権獲得後も民主党の本質は変わらなかったようである。「権力欲や自己顕示欲は政治家には必要なエネルギー源だが、組織人としての訓練ができていないため、党のパワーを高める求心力として活用する能力が備わらず、遠心力ばかりが働く。民主党にはそんな欠陥が目につく議員が少なくなかった」「民主党はリーダーの使い捨てでいろいろな場面を乗り切ってきた」。民主党の功績は、自民党にお灸を据えたことかな。2015/08/16

こにいせ

0
基本的に、90年代のリベラル政党同士がくっついて、新進党を巻き込んで、というメルティングポット型の政党が民主党ということがよくわかった。経済政策において、知識不足を指摘される理由も頷ける。過去に、官僚出身者でも何でも、リベラルな「社会福祉」や、公共政策に関する論議ばかりしていた政党に、金融や経済政策のことをやれと言われてもどだい無理な話かもしれない。2010/01/22

ころとん

0
どういう人たちが、どうやって集まって出来た党か。現在までの党の流れを知っておくと、これからやらかす政策への理解が早いだろう。2009/08/31

くらぴい

0
政権交代が成立する前の時期、自民党は世間に批判され、民主党は自分の目では脚光を浴びていました。民主党の動きを新聞で追い、この本を読みました。2007/05/31

TiawPai

0
民主党が政権をとる10年前の本で、新進党崩壊以降の小沢一郎氏の活動、新党さきがけ離党から民主党結成までの鳩山由紀夫氏と菅直人氏の行動を解説。最終的に民主党政権誕生前の民主党が政権を担えるかを論じている。著者も小沢氏自身総じて自民党から政権を奪うために思想信条より選挙で勝つことに重きをおいていたことを述べていたが、個人的意見として、政権担当の結果は本当に悪夢、いい方に捉えれば日本で「革新」政党の目を完全に摘み取ったことだと思います。2018/03/14

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