平凡社新書<br> 昭和30年代―「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち

平凡社新書
昭和30年代―「奇跡」と呼ばれた時代の開拓者たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582853827
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0221

内容説明

一九五五年体制の確立に始まり、東京オリンピックと池田勇人首相の退陣で幕を閉じた昭和三十年代。日本はその十年で世界中が驚く成長と飛躍を遂げた。この時代を動かしたエネルギーの源は、豊かさへの強い欲求と、共通目標に向かう人々の連帯意識の高まりであった。「成長と飛躍」を生み出した数々の実験と挑戦を人物のドラマを通して探る戦後史ノンフィクション。

目次

第1章 昭和三十四年春の四つの出来事
第2章 池田勇人の選択―「所得倍増」という実験
第3章 プリンス明仁の恋―「心の師」小泉信三
第4章 東京オリンピックへの道―一万日の闘い
第5章 新幹線の誕生―十河信二の先見
第6章 本田宗一郎の挑戦
第7章 大原總一郎の決断
第8章 池田政治の遺産―六〇年安保から高度成長へ
第9章 「奇跡」と呼ばれた時代―輝きと暗影

著者等紹介

塩田潮[シオタウシオ]
1946年高知県吾川郡いの町生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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つちのこ

3
平凡社新書2007年7月初版。世界に例がない高度成長を実現した昭和30年代。この時代を動かしたエネルギーは豊かさへの強い欲求と、共通目標に向かう人々の連帯意識の高まりであったいわれている。しかし、ほんとうにそうだろうか。連帯意識ではなく、池田勇人の所得倍増論に踊らされた国家がらみの体のいい「洗脳」だったのではないだろうか。働きすぎが元で体を壊し長期入院した父が、当時を振り返ってよくこぼしていたことを思い出す。「寝る間を惜しんで、働くしかなかったと」。2017/02/26

depo

2
図書館。東京オリンピック、新幹線、ホンダ、奇跡と呼ばれた時代。高度経済成長。2020/12/19

ヒコ。

1
政治経営的なプロジェクトXみたいな感じ。所得倍増計画の池田勇人元総理の存在感って、大きかったのだなあ。あと、あんまり感動はないです2013/04/29

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