内容説明
戦後最年少、かつ戦後生まれとしては初めて首相の座についた安倍晋三。北朝鮮拉致問題における強硬的な発言で注目を集め、その御曹司ブランドやソフトイメージによって安定した人気を獲得した彼は、この国をいかなるところに導こうとしているのだろうか。安倍晋三の血脈・人脈・思想・行動の検証を通して、政治家としての素顔と本質をさぐる。
目次
序章 政権到達
第1章 総裁選制覇
第2章 祖父・岸信介
第3章 父・安倍晋太郎
第4章 政治家三代目
第5章 拉致との出合い
第6章 二つの顔―厚生族とニュー自民党
第7章 戦略外交と保守主義
第8章 曖昧作戦の虚実
第9章 小沢民主党との戦い
終章 「歴史に使われる指導者」になれるか
著者等紹介
塩田潮[シオタウシオ]
1946年高知県吾川郡伊野町生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。雑誌編集者、記者などを経てノンフィクション作家に。『霞が関が震えた日』(講談社文庫)で第5回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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