平凡社新書
検証 日朝交渉

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582852134
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0231

内容説明

拉致問題で暗礁に乗り上げた日朝国交正常化交渉。日本は北朝鮮とどのような交渉を積み重ね、なぜ国交回復は実現しなかったのだろうか。両国の間に横たわる問題とは何か。日本と北朝鮮との関係を冷静に考えるために日朝交渉の歴史を初めて再現する。

目次

第1章 日朝交渉の歴史的背景(一九四五~九〇年)
第2章 日朝交渉の始まり(一九九一~九二年)
第3章 戦争の危機と日本の反応(一九九三~九四年)
第4章 日朝交渉の停滞とコメ支援(一九九五~九六年)
第5章 拉致問題の表面化とテポドン事件(一九九七~九八年)
第6章 「太陽政策」と日朝交渉再開(一九九九~二〇〇〇年)
第7章 日朝首脳会談(二〇〇一~〇二年)
第8章 六者協議(二〇〇三年)

著者等紹介

高崎宗司[タカサキソウジ]
1944年、茨城県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。現在、津田塾大学教授。専門は、日朝・日韓関係史
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中島直人

8
長期安定政権であった、池田、佐藤政権の時期であったこと、経済成長という果実を早く得なければならない朴軍事政権側の事情、経済援助の負担を日本に肩代りさせたいアメリカ側の事情が重なり、奇跡的に成立した平和条約だった。2014/11/02

depo

3
図書館リサイクル本。現在のような、拉致問題が全く解決せず、核開発を進め、その弾頭が日本に向けられている状況を著者はどう考えているのだろうか。これも日本側の責任なのだろうか。なお、気になった言葉の間違いが、「中ソとの国交回復」である。中華人民共和国が成立したのは1949年で、すでに第二次大戦は終結していた。日本は同国と戦争をしたことはなく、もちろん国交を結んでいたことはない。日中平和友好条約によって行われたことは、日中国交正常化である。それがソ連とは異なる。2021/02/11

がんぞ

2
著者も学者の端くれ、客観的を装っているが北朝鮮に重心99%置いた記述。拉致問題は象徴にすぎず、金王朝という捏造世襲政権を正当性(正統化でもある)するため嘘を平然と言い、認めないと対話継続さえ出来ず、嘘がバレても悪びれない軍事支配集団。小泉純一郎は「馬鹿だから手玉にとれるだろう」と外交音痴であり国際感覚欠如を見込まれ会談実現となったのだろう、9.17翌日には「モラトリアム一年延長」が発表され朝鮮銀行に注ぎ込まれた公的資金は2兆円以上。「戦後45年の損失」に北はこだわったが、被害の謝罪と補償を受けるべきは日本2013/11/13

叛逆のくりぃむ

0
 2012/10/16

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