平凡社選書<br> 職人歌合―中世の職人群像

平凡社選書
職人歌合―中世の職人群像

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784582841145
  • NDC分類 911.18

内容説明

鍛冶や番匠などのいわゆる「職人」はもとより座売、振売の商賈たち、山林・海辺の生活者、遊行する聖や異形の雑芸能民、医師、陰陽師、博打、船人、そして立君、図子君…。「職人歌合」の舞台には農以外の道々の者どもが多様な姿で登場する。この異色の歌合絵巻は、いつ、だれによって、どのような動機のもとに創られたのか。和歌、判詞、画中詞を読み姿絵に注目して鮮やかに描く中世職能民の世界。

目次

第1章 「職人歌合」の魅力
第2章 「職人歌合」の成立(「職人歌合」の水源―『東北院職人歌合』;辛酉の年の歌合―『鶴岡放生会職人歌合』;維摩経と水無瀬神―『三十二番職人歌合』;『白氏文集』と代替り―『七十一番職人歌合)
第3章 「職人歌合」の世界(番いとなる「職人」たち;異色の「職人」群像;画中詞に見える「職人」たち;「職人」の土地)
第4章 「職人歌合」の文学性
諸本研究