猫のお化けは怖くない

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猫のお化けは怖くない

  • 武田 花【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 平凡社(2016/10発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 116p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582837421
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

亡くなった愛猫のことを思い出すうちに、記憶は現在と過去を自由に行き来する。『こころ』連載をまとめた最新フォトエッセイ集。

武田 花[タケダ ハナ]
著・文・その他

内容説明

愛猫くもが亡くなった。思い出すうちに、花さんの記憶は現在と過去を自由に行き来する。のびやかな文章とモノクローム写真で綴る最新フォトエッセイ集。

目次


墓地
船で
茶店
池の男
湖畔で
植物園で
川沿いの町
ホテル

夜霧

夏休み

曲がり角


ヒゲ
埠頭

深夜に
T先生
病室
ぬいぐるみ

著者等紹介

武田花[タケダハナ]
1951年東京生まれ。1990年『眠そうな町』で木村伊兵衛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりくに

24
武田花さんの写真と文章が、好きだ。ほとんどモノクロで、人は写ってないが、生活のにおいが微かに漂う写真。例えば、昭和30~40年代のモルタル塗りの壁に木製の台所の窓。そこに見える鍋などに、生活の匂い。その前に鎮座する石で刻んだ不動明王が何とも不思議。今は猫ブームで、猫の写真があふれかえっているが、彼女の写真の猫は、風景の一部と化している。砂浜で狛犬のように雄々しく、海を眺めている猫は、彼女の愛猫「くも」?とても気分のいい写真だ。文章はさすが泰淳・百合子夫妻の子。旅の中の不思議なシーンを、淡々と切り取る。2017/06/14

紫羊

24
どこか突き放した、それでいて胸の奥がキュンとする独特の文体で綴られた愛猫くもに対する溺愛ぶりに、お母さんの百合子さんが、愛犬ポコの死の顛末を記した「富士日記」を思い出した。2016/10/18

あ げ こ

14
ハナさんと、お化けの皆様。ハナさんと、愛猫くものお化け。生きてこの世にいるハナさんと、死んでしまってあの世にいる皆様方。確かにお化けであるよな、と思う。あちら側にいってしまった人達は、確かにお化けであるよな、と思う。こちら側で遭遇すれば、それは確かにお化けであるよな、と。会えたとしても、お話出来たとしても、お化けはお化けであって、生きていない訳で、そこにはどうする事も出来ない隔たりが存在している訳で。寂しいような、悲しいような、怖いような、それでいて心地よいような、何だか不思議な、たまらない気持ちになる。2018/06/24

チェアー

14
猫の話ばかりかと思いきや、そうでもない。なにげない日常の風や空気や光を切り取って、そこにいる自分を描いたエッセイもある。写真は文章としっくり合うものと、うーむという心証風景的なものと。時折出てくる愛猫のくもの話となると、とにかく愛情がこぼれまくっていてほほえましくもあり哀しくもある。さらりと読めるが、あとに何かが残る。何か。2016/12/12

inarix

9
「人間のお化けは出ないでほしいわ。でも、猫のお化けなら怖くないから、しょっちゅう出て来てもらいたい」 死んだ猫の名を何度も呼ぶ日々。知らない土地をうろうろしていると、ふいに自分を呼び止める何か。自分以外、誰も電車を降りなかった静かな町――。愛猫「くも」との旅、「くも」がいなくなってからの日々。写真もエッセイも時が切り取られ、止まっているかのようなのに、なぜだか生命力逞しく、活力が行間から溢れ出てきて、うすぼんやりと読んでいると、うっかり溺れそう。花さんは不思議な人だなぁ。2018/01/28

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