愉しき夜―ヨーロッパ最古の昔話集

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愉しき夜―ヨーロッパ最古の昔話集

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582837308
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

出版社内容情報

仏のペロー、独のグリムと?がるヨーロッパ最古の童話集。シンデレラや眠り姫の類話を収めたバジーレの先駆となる伊の古典、初訳。

ストラパローラ[ストラパローラ]

長野 徹[ナガノ トオル]

内容説明

ペロー、グリム、バジーレへと続く、民話・お伽噺・童話集の源流にして、ルネサンス文学の古典、本邦初訳!二十六篇のアンソロジー。

目次

第一夜第二話 カッサンドリーノ
第一夜第三話 スカルパチーフィコ神父
第一夜第四話 テバルド
第二夜第一話 豚王子
第二夜第四話 悪魔の災難
第三夜第一話 あほうのピエトロ
第三夜第二話 リヴォレット
第三夜第三話 ビアンカベッラ
第三夜第四話 フォルトゥーニオ
第三夜第五話 正直者の牛飼い〔ほか〕

著者等紹介

ストラパローラ,ジョヴァン・フランチェスコ[ストラパローラ,ジョヴァンフランチェスコ] [Straparola,Giovan Francesco]
ルネサンス期のイタリアの作家・詩人。その生涯や経歴はほとんど不明だが、15世紀末に北イタリアの都市ベルガモ近郊のカラヴァッジョに生まれ、1557年頃に没したとされる

長野徹[ナガノトオル]
1962年山口県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了(イタリア文学専攻)。1995‐96年にイタリア政府給費留学生としてパドヴァ大学に留学。現在、東京大学などで教鞭を執りながら、イタリア文学(児童文学を含む)の研究と翻訳紹介に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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24
1550年ヴェネツィアで好評博した短編物語集(全26篇/74篇中)を訳したアンソロジー。政争に迫害を逃れてきた司教とその娘(未亡人)がヴェネツィアはムラーノ島に館を構えた。そして美しい侍女、貴婦人紳士、学者達が集まり歌や踊り演奏、歓談が行われる。彼らがカーニバルの十三夜の間に各々1話の語りべとなり世俗的な稽話や艶笑話、恋愛や愚弄の物語といったバラエティー豊かな話を披露するという枠物語の形式をもつ。本書では一部の昔風の物語を中心に翻訳掲載。フランスの『ペロー童話』が17世紀末であり更にくだって→2022/09/02

ちぇしゃ

15
これも猫本読書会より。ヨーロッパ最古の民話集であり、その後ペローやグリムなどに大きな影響を与えた民話集からのアンソロジー。最初気付かず物語に割り振られてる番号が抜けてておかしいと思ったw読んでみて思うのは、民話の影響力の大きさ。現存してる童話との類型であったり、そこから生まれたオペラやバレエの物語やファンタジー、それらが今の映像文化、映画ドラマはもちろん、ゲームやアニメの中にも脈々と生きてる。パブリックドメインというのもあると思うけど、物語の力と生命力を感じるにはうってつけの本です。→コメント欄に続く2019/05/27

鳩羽

12
ルネサンス期のイタリアで書かれた物語集。本当ならボッカチオのような枠物語らしいが、昔話風のものを厳選して編んであるので、世俗的な享楽をなんとなく感じさせる物語集という感じにまとまっている。時代や国も具体的で、登場人物はたいして重要じゃなくてもしっかり名前があり、その性格や美質もきちんと説明されることが多い。話も二転三転し、関係なさそうな人が死んだり、さっきまで仲良しだった家族がその後の展開で命を狙ってきたりと、なかなか波乱万丈だった。グリムやペローとの類話もあり、型は知っているけど知らない話のようだった2017/03/03

belle

10
少し前に読んだグリム童話選がやや物足りなかったので、以前から気になっていたこちらを図書館で借りた。解題で作者と作品について訳者の詳しい説明がある。体から美しい宝玉が零れ落ちる娘あれば、あっさりと火に投げ入れられる親兄弟もあった。幸も不幸もより直截に感じた。カルヴィーノ編の「イタリア民話集」好きとしては、16世紀にヴェネツィアで出版された本書を大いに愉しんだ。夜毎に。2021/03/15

Christena

8
ヨーロッパ最古の昔話集。昔話には典型的な「型」があり、どこかで読んだような、日本昔話にもあるような、不思議と懐かしい感じがしました。ただし、ヨーロッパは残酷で容赦ない。先が読める素朴なストーリーなのに、なんだかクセになる、そんな物語集でした。2016/09/12

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