内容説明
十代の頃に吉川英治で親しんで六十余年、「三国志」には一家言ある二人が、名場面の舞台、登場人物、名句・名言などについて徹底的に語り合う。人生に役立つヒント満載。人物採点表付き。
目次
1 悠久の大地と栄枯盛衰―現地探訪・遺跡への旅(黄河流域;長江流域;華北・華中)
2 曹操69点・劉備57点…―英雄・豪傑を採点すれば(三国以前;三国のトップたち;名武将たち)
3 孔明74点・周瑜68点…―軍師・謀将を採点すれば(蜀;魏;呉)
4 水魚の交わり・蟷螂の斧―名言至言から学ぶこと
5 喪を秘して軍を返すや星月夜―俳句と川柳でみる名場面集
著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年島根県津和野生まれ。山口師範学校研究科修了。1974年度芸術選奨文部大臣新人賞、国際アンデルセン賞、2008年第56回菊池寛賞など受賞。1988年紫綬褒章を受ける
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひこうきぐも
28
図書館で借りる。正史と演義を通して実に楽しく対談。話しも脱線するけど楽しい。吉川英治の三国志しか読んでませんが面白く読めました。2013/11/12
しーふぉ
22
歴史好きな友達とも歴史をテーマに話したいけど、思い入れが違ったり、盛り上がったためしがない。楽しそうに対談していて羨ましいです。2020/12/19
ネコ虎
7
単なる雑談。吉川英治の三国志がなかなか進まないのと酒見 賢一の「泣き虫弱虫諸葛孔明」を読むための予備知識を仕入れるために読んだが、大外れ。ぐだぐだ。しかも安野光雅の端々に出る左翼臭が気になってまともに読めなかった。飛ばした。2017/10/19
はるさん
4
三国志好きの歴史作家と絵本作家が、登場人物や名言などについて脱線をしながらも語り合う。談義と謳っているが、内容はおじさん二人の「よもやま話」的印象が強い。残念ながら対談しているお二人共、つい最近お亡くなりになりなったのが残念。2021/03/23
もくもく
3
二人の話がマニアックで、実に楽しそうに対談しているのが良いです。2011/08/04