内容説明
最後まで開戦に反対し、短期決戦を望みながら不本意な戦争を指揮した悲劇の海軍大将。こよなく懐かしく、親近感のもてる人―“山本贔屓”を自称する著者の集大成。
目次
序章 山本五十六と長岡
第1章 開戦前史
第2章 真珠湾攻撃
第3章 ミッドウェイ海戦
第4章 最後の決断
終章 余話として
著者等紹介
半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋社入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役などを経て作家。『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞受賞。『昭和史一九二六‐一九四五』『昭和史戦後篇』(毎日出版文化賞特別賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rinrinkimkim
1
半藤さんの描く山本長官。同郷の贔屓目がこってりと入ってます。山本長官に興味を抱いたわけでもない「にわかファン」には軍人としてとか、国家を思いとか言っちゃってる最後に愛人の話というのはずっこけた。これが男子だとずっこけることなく男らしいと思うのでしょうが、女子はそうはならないんですよ!妹のようにって言いながらHしちゃうってどうなのよ!大和に乗ろうが連合艦隊だろうがいけませんね~愛人もベラベラしゃべってはしたないです!最後にがっかりネタでしたよ~2018/12/25
dongame6
1
半藤一利による山本五十六の伝記。山本が生まれた長岡の土地の歴史に始まり、堀悌吉と軍縮条約について、米内、井上と三国同盟に反対した次官時代、司令長官としての真珠湾、ミッドウェイ、ガダルカナル、そしてブーゲンビル上空での戦死に至るまでを綴っている。有名人山本五十六の本としては真新しい事は何も無いようにすら思われるお品書きだが、要所の時局や戦局の解説、特にミッドウェイ、ガダルカナル争奪についての米軍サイドの視点を入れることで、山本五十六の生涯について新たな感慨を得られるよくまとまった本だと思う。2013/02/13
梅田英俊
1
彼の評伝かと思ったら違っていた。アメリカの駐在武官を務めた彼がその国と戦わなければならなくなった時の心情とはいかばかりか。2011/11/05
Takahiro Terui
0
主演は役所広司かなぁ?(笑)たまに、歴史系は必要だな!o(^▽^)o2012/02/05
MrO
0
映画を見て、本を読みました。阿川さんの海軍三部作も読もうっと。2012/01/02