内容説明
鳥うち、碁うち、そのほか面白いことばかりにうち興じて七十年の手前、伊藤センセイは自転車を始めた。病みおとろえた細腕・細脚に筋金を入れ、街中の危険をよぎり、田舎の急坂であえぎ、世の荒波を乗り越えて、ついには古希・還暦のお仲間を引き連れ北海道自転車旅行に。世に愉しさのタネはつきまじ、今日もこぐこぐ。
目次
自転車に関するさまざまな見解
都内走行の巻
房州サイクリングに出かけて雨で挫折したこと
碓氷峠攻略をめざした長い一日の話
自転車が順繰りに増えて六台になった話
北海道自転車旅行の巻
著者等紹介
伊藤礼[イトウレイ]
1933年東京生まれ。一橋大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいぱぱ
12
元日本大学教授にして60代後半から自転車に目覚めた伊藤礼さんの自転車エッセイ。FMラジオで話題に登ってたのを聞いていて「なんちゃって自転車部」としては読まずにはいられませんでした。なかなか面白かったです。これ読んでたら折り畳み式自転車かミニベロが欲しくなっちゃったなー。2014/12/26
みやざき しんいち(死ぬまでにあと1,000冊は読みたいんだ)
9
[10/1000]自転車を漕いで、新しい世界を見つけに行く。日常をちょっと離れた時間を楽しむ。自転車ってホントたのしい。そんな感動が伝わってきます。2018/01/28
kazissho
6
言いたいことをそのまま書き連ねているところに好感が持てる。古希を超えた筆者が悪戦苦闘しながらも挑戦する姿にも。そして何より自転車の良さを感じさせてくれる内容になっている。私は今ロードバイクに乗っているが、筆者と同年代になった時に走る楽しみをあきらめざるを得なくならないよう精進していこうと思う。2015/04/29
回天アセロラ
4
途中で挫折。あまりおもしろくなかった。2018/08/30
7kichi
4
世の中にはまだまだ知らない面白い本があるものだ、とつくづく思った。2015/10/30