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会社はだれのものか

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582832709
  • NDC分類 335.21
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ロングセラー『会社はこれからどうなるのか』の待望の続編。もっとも分かりやすい会社論の一つとして好評だった前作のテーマをさらに広げ、「会社」という組織の本質に迫る。

内容説明

おカネよりも人間。個人よりもチーム。会社の未来は、ここにある。

目次

第1部 会社はだれのものか(ライブドアとフジテレビ;会社とは何か;会社の二階建て構造;コーポレート・ガバナンスとは何か;会社経営者の義務 ほか)
第2部(新・日本型経営が見えてきた―小林陽太郎氏との対話;次世代産業は日本がリードする―原丈人氏との対話;会社は、驚きに満ちている―糸井重里氏との対話)

著者等紹介

岩井克人[イワイカツヒト]
1947年生まれ。専門は経済理論。東京大学経済学部卒、マサチューセッツ工科大学Ph.D.。イェール大学助教授、東京大学助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授などを経て、89年より東京大学経済学部教授。2001年より2004年まで同学部学部長を務める。“Disequilibrium Dynamics”にて日経・経済図書文化賞特賞、『貨幣論』にてサントリー学芸賞、『会社はこれからどうなるのか』にて小林秀雄賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおた

12
アメリカの株式会社は株主のためにあり目的のためには会社を解体するのも厭わない一方、昔の日本だと会社は社員のためにあり株主を軽視していた。そのいいところ取りをして、アメリカ型の株主が必要以上に力を持つのはおかしいと提起するのが本書。納得できるところも多いけど、iPhoneが出たばかりでリーマンショックが起こっていない時代なので鵜呑みにするには古くなっているところも。経済全体と自分が働いている会社がどのように結びついているのか考えるための良書。2017/08/20

手押し戦車

9
企業はお金よりも人の創造力、一人ひとりの強みが武器になっている。昔みたいに新型の機械を入れて仕事が出来たが今は機械が出来ない知識が重要な仕事にシフトしている。人には心が有りサボったり辞めたり逃げることも有る。会社は組織にいる愛社精神溢れる人たちと顧客更に社会的責任によって存在できる。会社は永続し利益追求する義務がある。株主はビジネスの価値を見抜き、経営陣の誠実さを評価し永続的に株を保有する投資をする。マネーゲームされるから本来の持ち主の本質が失われる。会社は株主のもの!長期株を持ち応援するのが投資家2014/04/29

きいち

9
19世紀の初期の会社の経営者は、名望家の務める名誉職で無報酬だったらしい。経営者が利己的なことをしないという信用の源はそんなところにあるのか。でも、会社は利害関係者すべてのモノ、公器なんだという考え方のほうが気持ちいいし、効果的に新たな価値を生み出していけるはず。株主主権と同時に、経営者を主役にしても、従業員のみを主役にしても、リスクはつきまとうのだから。/経済学の予測の限界について語られているが、その限界をまるまま受け止める形で作り上げられているのがマーケットデザイン?失敗は成功の母なのだな。2013/01/22

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

7
会社は、株主だけのものではない。会社が生き残るためには、他社との差別化を継続的にしなくてはいけない。その差別化は、人が生み出すからというのが、本書の主張である。この主張は最もだし、八百屋の例で、個人企業と法人企業の違いを説明してるのも、わかりやすかった。ただ、タイトルである「会社はだれのものか」というのには答えてない気がした。厳密には、答えられないのかなと読んでいて思った。それは、法人が「モノ」であり、「ヒト」であり、矛盾した存在であるが都合がいいので、そうしてるという事実、現状に基づいていそう。2022/02/06

月をみるもの

6
会社=企業ではない。会社はヒト(法人)であり、同時にモノ(株式)でもある。近代は「ヒトでありモノでもある」奴隷の否定と、「ヒトでありモノでもある」会社の創設とともに立ち上がった。AI は、第三のヒトかつモノになるだろうか? ということで、次に読むのは「天冥の標」最新刊「ヒトであるヒトとないヒトと」である。 正月休みブラボー。 2016/01/01

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