内容説明
「こんな本、見たことない!」古書通も思わず唸る珍本・稀本のオンパレード。ようこそ、古書の不思議世界へ!本書は、約五十年間の古書収集過程で掘りだした大爆笑・信じられない内容の珍本・稀本・説明不可能な本、あるいは体験などをリアルタイムで笑い話中心にまとめたものです。
目次
栄冠涙あり
元憲兵が書いた本
お伽噺シリーズの謎
鬱病の特効薬
若松コロニーの研究書
百円の座右の書
荷風殴打事件の真相?
ジャック・ロンドンの珍訳書
『趣味の科学探偵』のこと
明治の家庭医学書〔ほか〕
著者等紹介
横田順弥[ヨコタジュンヤ]
1945年佐賀県生まれ。東京育ち。68年法政大学法学部卒業、71年SF小説「宇宙通信X計画」でデビュー。その後「SFマガジン」に『日本SFこてん古典』を連載。創作のかたわら古典SFの収集・研究を行う。近年は、明治・文化風俗史、古書関係のエッセイも多い。88年『快男児押川春浪』で第9回日本SF大賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shimiminzou
1
『日本SFこてん古典』に続いて横田順彌の本紹介本。ディープな古本の世界を覗き見することができる。書名はおろか著者、出版社も聞いたことがないものが目白押し。読んでみたいものをメモしていくのも一苦労なほど新しい知識が手に入る。三巻まであるのでじっくり楽しみたい。神保町に行くのが楽しみになる。2014/03/08
カミヤイン
1
こういう本は好きなはずなのに、エッセーの一話が短いから読みやすいはずなのに。何がいけないのだろうか。2014/01/13
そうたそ
0
★★☆☆☆2017/08/01
さゆう
0
これは古本ではなく古書の紹介本である。しかし、百年足らずで書き言葉は大きく変わってしまったのだなぁ。私が死ぬ間際に読む本の文体やいかに?2021/05/07
rbyawa
0
j011、正直なところ酷い内容が少なくなく、いや、著者さんのせいではないものの「なんでこんな本ばっかり読むの」とは聞いてみたくないでもなく、しかしそれはわりと本の中でも示されていたようにも思う。気になるんだな…、あんまりそれ以外にはないんだな。まあとりあえず明治の本には著作権の概念がなく、あるにはあるけど欧米本には気にせず、あと、有名作家にも乗っかる。がっつり知人からの拝借は真面目なところどうなんだろうね…、ところで、この辺の科学小説? 黎明期SFの載ってた雑誌ってどの辺なのかな、いきなり単行本なのかな。2019/01/31
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