ぼくがつぼくにちぼくようび

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  • サイズ B6判/ページ数 1冊(ペ/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582829662
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0095

内容説明

晴れた空にむけて、アーッと口を大きくあけると太陽のつぶつぶが口からコロンコロンとはいってきて…。魔法のような、謎もたのしいアライ的な日々。

著者等紹介

荒井良二[アライリョウジ]
1956年山形県生まれ。日本大学芸術学部卒業。絵本作家・イラストレーター。『うそつきのつき』(文渓堂、文=内田麟太郎)で1997年度小学館児童出版文化賞受賞。『なぞなぞのたび』(フレーベル館、文=石津ちひろ)で1999年度ボローニャ国際児童図書展賞受賞。『森の絵本』(講談社、文=長田弘)で第31回講談社出版文化賞絵本賞受賞。ほかに広告や舞台美術などでも活躍。各地で個展、絵本のワークショップ、ライブコンサート、講演などを行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

160
何かいいことあったの?微笑んでいたけれど。…ああ、寝そべって空を見上げていると、雲が笑っていたからさ。そうしたら、雨がポツポツ降ってきたから、みんなで雨宿りをしていたんだ。窓ガラスに息を吹きかけるとお絵描きができるんだって誰ががいうから夢中になっていたら、バスは行ってしまったんだ。だから歩いて歩いて、図書館に寄ったら閉まってたから、また歩いて歩いて、たどり着いた野原で寝そべって、空を見上げていたって訳さ。ぼくがつぼくにちぼくようび、ぼくは楽しかったんだ。明日はもう少し遠くに行ってみたい。君に会いに行くよ。2022/03/10

シナモン

147
ページをめくるたびにいろいろな「ぼくがつぼくにちぼくようび」が現れます。楽しい日も悲しい日も。今日の自分に合う日もある。嫌なことがあった日、どんなに振り払おうとしても頭のなかに残ってる。「諦めて普段通りのぼくをやるしかないなと思ったら少し楽しくなったよ」このページに出合えて良かった。手元に置いておきたい一冊。2020/12/03

ちゃちゃ

102
今日という日は、「ぼく」にとって特別で大切な一日。だって「ぼく」が今日を生きるのは今日だけしかないんだよ。朝、暗い空から雨が降っていても、外からは雨粒に輝く花々の喜びの声や蛙たちの元気な声が聞こえてきて、「ぼく」のように、私も一緒に歌いだしたくなる。そう、今日という日をどんな一日にするかは、私の心が決めるんだ…。豊かな色彩で大胆かつ自在な筆づかいで描かれた絵は「ぼく」の心象風景なのだろうか。独特のリズムをもつ文は一編の詩のようでもある。今日も心温まるSpecialな一日にしよう。荒井良二さんの素敵な絵本。2022/04/29

ふう

77
絵日記かなと思って読み始めたのですが、ほのぼのとしたラブレター? お話?なんて楽しく迷ってしまいました。そんな垣根を越えて、「ぼくの日。ぼくだけのだいじな日。」と自由に語りかけてくれる本です。幼い子の素朴なつぶやきのような輝きもあれば、そういうふうに考えればいいんだよねと安心させてくれる優しさもあって、ちょっと孫の勘違いや言いまちがいを思い出してしまいました。絵も明るくのびのびとしています。比べるのもどうかと思いますが、ため息が並んでいる自分の日記を反省。2016/10/28

やも

75
このタイトル、素晴らしい👏なんて平和でかわいい本なんだろう💕ハプニングもぼくの前ではイベントさ!って言いたくなるような、解釈次第でなんでも楽しくなるよって教えてもらったような😊くらやみにもくらやみの楽しみ方があるんだね✨荒井さんの鮮やかな色合いの絵もステキ♡ポスターにして飾ってしまいたい♡♡!!★42022/03/31

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