内容説明
近世・近代の思想と文学に圧倒的な存在感を示す英雄楠正成。そのイメージをつくったのは、太平記本文であるより、この特異な注釈書だった。各界待望の書を平易なテキストで。
目次
太平記秘伝理尽鈔巻第七(吉野城軍事;千剣破城軍事;新田義貞、綸旨を賜はる事 ほか)
太平記評判秘伝理尽鈔巻第八(摩耶合戦の事付酒部・瀬河合戦の事;三月十二日合戦事;持明院殿六波羅行幸事 ほか)
太平記評判秘伝理尽鈔巻第九(足利殿御上洛の事;山崎攻事付久我畷合戦事;足利殿大江山打越事 ほか)
著者等紹介
今井正之助[イマイショウノスケ]
1950年、岐阜県生れ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程中退。博士(文学)。現在、愛知教育大学教授。専攻、日本中世文学
加美宏[カミヒロシ]
1934年、徳島県生れ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、同志社大学教授。専攻、日本中世文学
長坂成行[ナガサカシゲユキ]
1949年、愛知県生れ。名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、奈良大学文学部教授。専攻、日本中世文学
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