出版社内容情報
江戸中期,大坂の医師寺島良安が中国・明の王圻(おうき)の『三才図会』にならって編んだ,わが国初の図入り百科事典の口語訳。天文,地理から動植物,人事まで,類書を博引傍証して解説する。第8巻は,巻五十五から巻六十二の本まで,地部・地誌部。
内容説明
江戸中期、大阪の医師寺島良安が、中国明の王圻の『三才図会』にならって編んだ、わが国初の図入り百科事典。原典の全図を収録し、口語訳したうえ、注を付した。本巻には巻55~62の本まで、山・水・火、鉱礦物と中国地誌の一部(北京・南京・山東・山西)を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
14
寺島良安による江戸時代の百科辞典。書写本が多く出回っているが現在は平凡社の東洋文庫として完備されている。この8巻は巻55~62を掲載しており内容は地部、山類、水類、火類、金石部、玉石類、雑石類、中華。一字一句仔細まで読んでいるわけではない。興味を惹かれる項目をパラパラ拾い読みしていると、思いがけない発見があったり、現在のようにつまびらかにされていない事項に微笑ましい解説がされていたりと、実に面白いものです。2020/07/10
樒
1
地上の諸々と中国の色々についての巻。一種の類語辞典的な読み方も面白いです。因みに、霊魂玉(ひとだま)なんてものも真面目に記されていたりします(笑)2010/01/12
丰
0
Y-202007/12/07