東洋文庫<br> 白凡逸志(ペクポムイルジ) - 金九自叙伝

東洋文庫
白凡逸志(ペクポムイルジ) - 金九自叙伝

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  • サイズ 新書判/ページ数 346p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582802344
  • NDC分類 289
  • Cコード C0123

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YUTAKA T

7
独立を訴え、大韓民国臨時政府の中心人物であり続けた金九の自叙伝。独立運動をする前には科挙の試験を受けたり、東学に入ったり、安重根とその父に出会ったりいろいろあっておもしろいです。天皇を爆弾テロして逮捕された李奉昌も、天長節の式典で爆弾を投げて白川義則陸軍大将を殺害した尹奉吉も、金九から支援、指示を受けて実行したことがわかります。日本から殺されるほどの拷問を受け続けた金九だからこそ死刑覚悟のテロの命令ができることだと思いました。日本の警察は独立運動家をむちゃくちゃな拷問で育てているとしか思えませんでした。2023/05/31

たぬきのしっぽ

2
韓国人が尊敬する人物NO.1の金九(キム・グ)の自叙伝。基本自慢話だが、これがめちゃおもしろい。まず、韓国の田舎町のガラの悪い家に育った幼少期。今日からは想像できない当時の人たちの息遣いが聞こえてくるようだ。青年期には明成皇后の仇を取るといって日本人を殺害、逮捕されるが監獄からの脱出がまたわくわくさせてくれる。その後も波瀾万丈、三・一運動を契機に中国に逃れてからは、主に抗日テロ活動の指導をしたようだ。桜田門事件なんて初めて知った。日本では金九は殆ど紹介されないが、共感できずとも彼の感覚を知る必要はあろう。2013/06/02

青空

1
難しい内容ばかりあるんじゃないのかっと心配したが、面白い本でした。魅力的な本でした。2016/04/10

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