出版社内容情報
落日のオスマン帝国の桎梏のもと，アラブ反乱軍を率いて立ち上がったロレンスの回想録。最終第３巻は，冬季作戦，最後的一撃，ダマスクス解放などを語る第七巻から第十巻まで。巻末に総索引を付す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
足々タリ
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知恵の七柱の最終巻。軍の規模が拡大し、イギリス軍と本格的に合流したことで飛行機や装甲車など当時の近代兵器を用いるようになり、また真っ向からの勝負でもトルコ軍に損害を少なく勝利できるようになってもいる。イギリス人とアラブ人の間に立っているロレンスの葛藤もこの巻では重く述べられている。2015/07/06
えぐざいる
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散発的だったアラブの反乱が、ダマスクス占領に向かって収束していく中、ロレンスがこの思惑の交錯、アラブの民の中での異質感、2つのジレンマに終始悩まされながら、いつものごとく冷静に外界と内面を描写していきます。映画はもう記憶がおぼろげですが、ダマスクス占領後、アラブ部族のいさかいと英国-ヒジャーズ家との政治のかけひきに失望していくロレンスの描写が印象的ですが、この本の描写とは大分離れて脚色されているように思いました。第1じ世界大戦の各戦線や英軍本部とかなり連携してアラブ戦線を進めていってた事もこの本で知りまし2011/03/16
tkm66
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もう読み通す根性がない③
