• ポイントキャンペーン

平凡社ライブラリー
八ヶ岳挽歌―続・随想八ヶ岳

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 402p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582766509
  • NDC分類 291.52
  • Cコード C0395

目次

八ヶ岳八景
赤岳鉱泉
三里ヶ原
三ッ滝ルンゼ
野辺山だより
春の森
夜の森
しらびそ小屋
大河原峠
水の道
トキンをめぐる
続・北八ッ日記
八ヶ岳挽歌

著者等紹介

山口耀久[ヤマグチアキヒサ]
1926年、東京都生まれ。十代のなかごろから登山を始め、戦争末期の44年に有志と獨標登高会を創立し、その初代代表を務める。早稲田大学文学部に学んだが結核のため休学し、2年間の療養所生活を送る。退院後は東京日仏学院に通ったが、ディプローム(卒業資格)は得ていない。病気平癒後に再び登山活動に復帰し、八ヶ岳をはじめ、後立山不帰2峰東壁、甲斐駒ヶ岳摩利支天中央壁、利尻岳西壁などに開拓の足跡を残した。また山の文芸誌『アルプ』の編集に参加し、串田孫一らと300号の終刊まで委員を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

7
2001年初出。山男、山ガール他、信州人にも必須。恐らく山登りの醍醐味は、苦しい登りを終えて見晴らしが展開、ご来光か、そんな感じなのだろう。下山の思想の五木寛之氏の新書も想起するが、没落過程では反省というネガがつきものにも思える。著者は結核を患ったようだ(表紙裏)。そこに山があるのでただ登る。命がけで登る人間もいるが、遭難のリスクを抱えてもなぜかと思う。3.11で自然の猛威は熟知しているのに。してみれば、山の天候は殆ど穏やかな時は無いようなきがしてくる。わずかな穏和を期待して登る。メモ うとう=善知鳥峠。2013/02/24

yamakujira

0
前作「北八ツ彷徨」から40年を経て、開発によって変貌した北八ヶ岳を歩く。愛した人を亡くしたような愛惜の念ばかり伝わってくる。「挽歌」というタイトルにふさわしい紀行文集だけれど、作者の沈む思いを共有できないのが残念だ。 (★★★★☆)

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/238753
  • ご注意事項