平凡社ライブラリー<br> 「在日」を考える

平凡社ライブラリー
「在日」を考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582763768
  • NDC分類 316.81
  • Cコード C0331

内容説明

「在日」を考えることは、戦後の日本社会に内在化された日本と朝鮮、さらにアジアとの関係を考えることであり、同時に、21世紀におけるナショナル・アイデンティティを問いかけることでもある。新たな朝鮮半島・東アジア情勢と可能性としての「在日」を考える。

目次

1 朝鮮人にとっての国境―流浪の民の国際関係
2 在日一世の思想―植民地体験の精神構造
3 在日朝鮮人の“内なる天皇制”―権威的秩序の内面化
4 「在日」の国籍と呼称―分断的・二分法的思考をどう乗り超えるか
5 「不遇の意識」からの出発―「在日」を生きるとは
6 「記憶」と社会科学的認識―「在日」にとって記憶とはなにか
7 「在日」にとっての東アジア認識―南北統一への歩みのなかで
8 韓国同時代思想へのまなざし―思想の営みから学ぶもの
9 21世紀への「在日」のアイデンティティ―「関係性」のあり方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

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「境界」にある在日という存在。その存在が投げかける問題の複雑さと重さを改めて考えさせられた。特に戦時中自らのプライドを守るためにあえて愛国的日本人兵士として戦争に参加しながら、それを祖国の誇りとした若者達。また、在日に対する戦後補償と天皇制イデオロギーとの関係は今後の課題であるが、同時に非常に厄介なものであるということを深く認識させられた。2009/08/10

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