平凡社ライブラリー<br> アイデンティティと共生の哲学

平凡社ライブラリー
アイデンティティと共生の哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 477p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784582763751
  • NDC分類 304
  • Cコード C0310

内容説明

それは1989年夏、アジアの民衆活動家たちを招いて開催された「ピープルズ・プラン21世紀」が端緒となった。“世界先住民族会議”“水俣宣言”などをへて、著者の、1970年代以降の思想を点検、深化させ、21世紀にむけてのヴィジョンを問う。

目次

序章 「水俣宣言」からの出発
第1章 普遍主義と特殊主義―戦後日本国家を考える
第2章 普遍主義への批判と国際人権論
第3章 エスニシティをめぐる経験と思考
第4章 エスニシティ・階級・世界システム
第5章 エスニシティとアイデンティティ
第6章 反差別の論理と倫理
第7章 女と男―分断と抑圧の精神構造の中で
第8章 「開発」と「発展」についての物語と理論と
第9章 ピープルとしてのアイデンティティと共生
終章 ピープルはいつピープルになれるのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フクロウ

1
地域に根ざしたエスニシティを基軸としたアイデンティティをベースに、水平な連帯を。暴力ではなく平和を、加害ではなく被害を、男性ではなく女性を。日本国を中央集権官僚制家父長制国家から解き放つための、草の根レベルでの連帯を地道に作り上げるしか、未来につながる道はない。2001年に出た書だが、2023年現在の日本のどん詰まり状況を見事に言い当てている。2023/09/03

ミカヅキカゲリ

1
アイデンティティと云うものに興味があったけど、可も不可もなく。2012/11/29

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