平凡社ライブラリー<br> 狂言 - 落魄した神々の変貌

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平凡社ライブラリー
狂言 - 落魄した神々の変貌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784582762266
  • NDC分類 773.9
  • Cコード C0374

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misui

7
神事が芸能へ、あるいは神々が落魄して芸能の場に現れるというような民俗学の論理にはさして興味がないが、能と狂言の違いに関してはたいへんためになった。能はシテ一人主義であり、すべてを内面化した劇空間を現出せしめるものであるなら、狂言は対話劇で、主客がはっきりした現実の空間である。「同じことがらを当事者の立場でみるか、第三者の立場でみるかによって、能になったり狂言になったりするのである。」2012/08/25

ささ

1
太郎冠者について、調べたかったので、太郎冠者・大名・すっぱ等々、役柄別に演目やその時代の背景などが書かれていてわかりやすかった。 太郎冠者の「はァー」という長い返事について、そういうものだろうと思っていたら、「主に対して素直でないところがある」という解釈に納得。『「おまえの返事は長すぎていけない」と叱ったとすれば、「ていねいな返事がなぜいけませぬ』と食ってかかるだろう。2021/11/12

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