感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたぴょん
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アイザック・ウォルトンによる『釣魚大全』が最初に刊行されたのが1653年。その後、改訂されつつ4版まで出版されるが、1676年の第5版でチャールズ・コットンによる第2部が書き下ろされ、さらにロバート・ヴェナブルズが1662年に刊行した『熟練した釣り師』が第3部として取り込まれたという。現代からすると奇妙な話に思えるが、当時はそう珍しい話ではなかったらしい。第1部同様対話篇の形式を取りつつ、フライフィッシングについて詳述した第2部と、通常のハウツー本の形式を取る第3部、ともに実用性を重視して加えられた物か。2011/08/07