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目次
第1章 解釈について―社会的象徴行為としての文学
第2章 魔術的物語―ジャンル批評の弁証法的効用について
第3章 リアリズムと欲望―バルザックと主体の問題
第4章 真正の「ルサンチマン」―ジョージ・ギッシングの「実験」小説におけるジャンルの断絶とイデオロギー素
第5章 ロマンスと物象化―ジョウゼフ・コンラッドにおけるプロット構成とイデオロギー的閉止=完結性
結語 ユートピアとイデオロギーの弁証法
著者等紹介
ジェイムソン,フレドリック[ジェイムソン,フレドリック][Jameson,Fredric]
1934年アメリカ合衆国生まれ。イェール、フランスのエクス、ドイツのミュンヘンベルリンなどの各大学で学びイェール大学でPh.D(フランス文学)取得。ハーヴァード、イェール、カリフォルニア(サン・ディエゴ校、サンタ・クルーズ校)の各大学で教えたあと現在、デューク大学教授(比較文学・文学理論)
大橋洋一[オオハシヨウイチ]
1953年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授
木村茂雄[キムラシゲオ]
1955年生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授
太田耕人[オオタコウジン]
1956年生まれ。京都教育大学教育学部英文科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寺尾蛙太郎
1
四ヶ月ほど前に読了。本書は理論の説明→実践という構成をとっており、とにかく理論の部分が難しい。ただ、読者に前提となる知識がないから難しいのではなく、理論が簡単には語れないところにその難しさはある。 ジェイムソンの読みの鍵はテクスト中の「不在」に目を向けることであった。彼は「不在」から閉止されたテクストを開き、テキスト下に抑圧された《思考されざるもの》《語られざるもの》—政治的無意識を明るみに出す。 理論の説明のぎこちなさに対し、実践するとなると,かなり手際良くテクストを解体していくのが印象的。2020/09/01
nukuteomika
0
マルクス主義文学者による文学論。マルクス主義をもっと学んでから出直そうと思った。あとラカンも2009/11/04