内容説明
世界を表象し構造化する〈物語〉についての学際的論集。
目次
歴史における物語性の価値〈ヘイドン・ホワイト〉
精神分析の対話における語り〈ロイ・シェイファー〉
ジャンルの掟〈ジャック・デリダ〉
秘密と物語のシークエンス〈フランク・カーモウド〉
ねじ曲げられた話―あるいは、物語、研究、シンフォニー〈ネルソン・グッドマン〉
小説にできること、映画にできないこと〈シーモア・チャットマン〉
社会劇とその物語内容〈ヴィクター・ターナー〉
物語の時間〈ポール・リクール〉
くらーい嵐の晩でした―あるいは、なぜ私たちは焚火のまわりに集まるのか〈アーシュラ・K・ル・グイン〉
補足的感想(物語のいかに、何を、なぜ〈ポール・ハーナディ〉;言語、物語、反―物語〈ロバート・スコールズ〉;物語の異型、物語の理論〈バーバラ・ハーンスタイン・スミス〉)
批判と応答(万人のための年表〈ルイス・O・ミンク〉;「変哲のない711年」―ヘイドン・ホワイトに答える〈マリリン・ロビンソン・ウォルドマン〉;現実の出来事の物語化〈ヘイドン・ホワイト〉;語りと語られるもの〈ネルソン・グッドマン〉;バーバラ・ハーンスタイン・スミスに答える〈シーモア・チャットマン〉)