内容説明
〈イスラエル〉とは何か?〈パレスチナ人〉とは誰か?パレスチナの地の〈平和〉とは?問題の本質と変転する事態の意味を見据えるとき、問われているのは、反セム主義と大国支配に貫かれたわれわれの〈世界史〉である。パレスチナ問題の四半世紀を貫く思索と発言。
目次
遭遇のおどろき
概念化
構造をとらえる
移りゆく視点(パレスチナ民族主義の出現;挑戦を受ける国際政治;国際政治主体として自己主張するPLO;アラブの殺し合い、PLO封殺の照準;重包囲下のパレスチナ人;PLOに退路はあるか;奈落の底に活路を求める;中東和平への前進;ラクダは針の穴を通り抜けられるか)