中世思想原典集成〈15〉女性の神秘家

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  • サイズ A5判/ページ数 1061/高さ 22cm
  • 商品コード 9784582734256
  • NDC分類 132
  • Cコード C3310

目次

スキヴィアス(道を知れ)(ビンゲンのヒルデガルト)
隠遁修道女戒律
幻視(ハデウェイヒ)
愛の七段階(ナザレトのベアトレイス)
神性の流れる光(マクデブルクのメヒティルト)
鏡(マルグリット・ドワン)
特別な恩寵の書(ハッケボルンのメヒティルト)
幻視と教えの書(フォリーニョのアンジェラ)
神の愛の使者(ヘルフタのゲルトルート)
単純な魂の鏡(マルグリット・ポレート)〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

8
11世紀には少数だった「女性神秘家」が増加するのは13世紀だという。教会という建築物とギリシア・ラテン語で書かれた書物に封じ込められた聖書の言葉が、教会に属さない托鉢修道士らの声と共にその境界を越え、聖書的教養を持たない「平信徒」にも流布し始める時、神学やスコラ学の男性中心的な論理性を超えた神秘体験を記述した著作が、キリスト教独自の「女性」なる語に対する価値(非理性的、直観的等々)を付与されて歴史にその姿を現す。その中心テーマは幻視と陶酔を伴う「回心」であり、その伝達形式は物語の形をとる(18編を収録)。2019/05/31

○○○ ○○

0
飛ばし読み。「溢れる恩寵についての書」に出てくるアーデルハイト・フォン・トロハウちゃん最高じゃないですか? あとローマのフランチェスカが幻視の中で「現実と想像の境界がわからなくなって」「キリストの生涯の様々な場面に」実際に立ち会い、「聖母より早く幼な子イエスを寒さから守り」「その両手に幼な子イエスを抱いたために、マリアにイエスを返したくなくなる」とか、ぐっとくる2017/06/12

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