中世思想原典集成 〈2〉 盛期ギリシア教父

中世思想原典集成 〈2〉 盛期ギリシア教父

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  • サイズ A5判/ページ数 687p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784582734126
  • NDC分類 132
  • Cコード C3310

内容説明

4世紀東方の神学者たちの思想を、神論、三位一体論、哲学的人間論と創造論、および聖書解釈、修道生活規則など、多様な著作によって浮彫りにする。知られること少ない東方キリスト教の信仰理解に決定的な方向づけを与えた彼らの営為は、思弁と実践、論理と修辞とが結び合ったみごとな花束である。全14篇収録。

目次

書簡集
すべての司教への手紙
教区の信徒への手紙
言の受肉
洗礼志願者のための秘義教話
修道士大規定
ヘクサエメロン(創造の6日間)
神学講話
クレドニオスへの第一の手紙
雅歌講話
人間創造論
教理大講話
神の把握しがたさについて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

7
ローマのキリスト教容認(313年)以後も、分派化するキリスト教は混乱の中にある。神が人間となったという根本思想に発した、神を重視して具体的存在であるキリストを否定する仮現説や様態説の中、キリストの歴史性を重視するアレイオス派は、神の知恵(ソフィア)とその被造物である子(ロゴス)を区別し、キリストを神と人の中間存在と主張して異端としてアレクサンドロスに追放された。この事件以後活発化する三位一体論争は、帝国を揺るがしながらもキリスト教を世界宗教へと方向づける。本巻は、4-5世紀の四大公会議時代の14編を収録。2019/05/18

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