目次
特集 信仰と人間の生き方(柳宗悦という生き方;神谷美恵子とスピリチュアリティ;石橋湛山の立正安国と「小日本主義」;松下幸之助とPHP運動;鈴木貫太郎の死生観 ほか)
テーマ(「無縁社会」における死の問題;「葬式は、要らない」から「墓は、造らない」へ;医療における情報提供とスピリチュアリティ;「内海」に沈んだトラウマを聴く;瞑想が閉じる世界、瞑想がひらく世界 ほか)
2010年データ集
著者等紹介
渡邊直樹[ワタナベナオキ]
編集者、大正大学表現学部教授、国際宗教研究所評議員。東京大学文学部宗教学科卒業後、平凡社で「太陽」を編集。その後、「SPA!」(扶桑社)、「週刊アスキー」(アスキー)などを創刊、編集長を務める。Webコンテンツの制作を手がけた後に「婦人公論」(中央公論新社)、「をちこち」(国際交流基金)編集長なども歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mittsko
3
いつもながらよくできた年刊誌!お手元においておいてゼッタイ損はしないはず☆既刊3冊とともに是非! さて…本書発行日は「2011年3月11日」…随分運命的な本になりましたね 今となっては、「宗教と天災」「宗教と原発」という課題への足がかりをこの一冊に探るという読み方は当然ありです 僕もそのようにして読みなおしてみました 前者については明らかなヒントがある 一方、後者へのヒントはなかなか見出しづらいかもしれない レレバントな宗教論は、この微細な偏向に今後ますます敏感となっていくことでしょう2011/04/09
tochork
2
ひとくちに宗教っていっても随分ひろいわね。 「柳宗悦という生き方」では「複合の美」をつらぬいた姿を克明に書き出していた。「鈴木貫太郎の生死観」の度量に胸を打たれ、「フリーマン・ダイソンの宇宙の意思」には不覚にも好奇心を刺激された。人生がもつ説得力ってすごいの。 あとは「沖縄に見られる宗教の観光資源化」、「日本人論と国家神道の関わり」がおもしろかったです。2011/09/25