フロイトと非‐ヨーロッパ人

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582702477
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C0010

内容説明

引き裂かれるフロイト、繰り返すサイード。ホロコーストとインティファーダの狭間で。サイード最後の、身を賭してのメッセージ。フロイト「『トーテムとタブー』ヘブライ語版への序文」のほか、長原豊「メビウスの環、ゴルディアスの結び目を走らす」、鵜飼哲「フロイトの読者、エドワード・サイード」を収録。

目次

エドワード・サイード紹介(クリストファー・ボラス)
フロイトと非‐ヨーロッパ人(エドワード・W.サイード)
ジャクリーヌ・ローズ紹介(クリストファー・ボラス)
エドワード・サイードへの応答(ジャクリーヌ・ローズ)

付録 『トーテムとタブー』ヘブライ語版への序文(ジークムント・フロイト)
メビウスの環、ゴルディアスの結び目を走らす―訳者あとがきに代えて(長原豊)
フロイトの読者、エドワード・サイード―解説に代えて(鵜飼哲)

著者等紹介

長原豊[ナガハラユタカ]
1952年生。東京大学大学院博士課程中退。法政大学教授。日本経済史・経済学理論・社会思想

鵜飼哲[ウカイサトシ]
1955年生。京都大学大学院博士課程修了。一橋大学大学院教授。フランス文学・思想
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林克也

0
なんとなく理解できたが、結局フロイトそのものをもっとよく読んでからでないと解らないと思う。モーセが非ヨーロッパ人=エジプト人ということなど、ユダヤ教・イスラエルを否定する論点は興味があり、サイードらしさが十分にある本で、訳者もサイード派で、思い入れが強く感じた。2008/05/06

横見鳥

0
アイデンティティーの崩壊がある種の和解をもたらすというならば、モーセの不在の後に表明されるべき言葉とは「ヨーロッパ(キリスト)がまさに存在しない」ではないだろうか。2012/07/19

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