内容説明
戦後という時代の終焉と新たな戦争の予感の挟間で、国民国家批判のさらなる地平を追求する。
目次
1 開戦の記憶と戦後の原風景(映像と記憶―九月十一日をめぐって;戦争と文学―文学者たちの十二月八日をめぐって;廃墟と検閲―異文化としての戦後体験)
2 戦後という時代と歴史学(戦後歴史学と国民国家論;戦後歴史学と国民国家論、その後;『国民国家論の射程』韓国版の序;民族という錯乱―民族論のためのノート)
3 多言語・多文化主義の現在(多言語文化のなかで―多言語・多文化主義の夢;多言語・多文化主義の現在―植民地主義的でない日本語教育は可能か?)
著者等紹介
西川長夫[ニシカワナガオ]
1934年生まれ。現在、立命館大学国際関係学部教授。比較史・比較文化論専攻
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