内容説明
美の本質を見極める人・白洲正子の世界を探る。骨董のある暮らし、かくれ里の旅、出会った人々、人生アルバムなど豊富な内容で紹介。白洲正子ファン待望の永久保存版。
目次
第1章 骨董のある暮らし(骨董を語る;鶴川の家;花と遊ぶ)
第2章 韋駄天お正のアルバム(韋駄天夫人;白洲次郎のこと;匠の友たち)
第3章 道草の旅―『かくれ里』をめぐって(インタビュー 石に惹かれて近江へ;「かくれ里」を行く 近江・石の旅;旅のガイド)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
20
武相荘(2回目)に行ってきたので再読。この表紙の白洲正子さんを、「太陽」で見たとき、カッコいいおばあちゃん好きの私はひとめぼれしてしまった。「私もこんなカッコいいおばあちゃんになりたい!」と言ったものの、あれから20年、全然近づけてないどころか年齢以外遠ざかってる気がする。この本の骨董のある暮らし・・・「人が見たら蛙になるヨ」のぐい飲みは展示してなかったので残念。韋駄天お正のアルバム・・・白洲正子さんもいろんな経験を経てああなったんだなあと毎回思う。2015/11/21
雨巫女。@新潮部
11
私は、パワフルで、決断力のある女性が好きなようです。多分、優柔不断で、ねちねち考えこむ自分に無い物を求めるからかな。2010/12/30
犬養三千代
8
副題でらないが、帯に「永遠の美を極めた女」とあり、小さな文字で「本物を求め続けた 韋駄天お正」とある。 極めた、、んですよね。お能をやめることにより得たもののほうが大きいように思う。 交友の広さと華麗さにも驚いた。2018/07/25
はるわか
8
白洲正子。やきもの、絵、うるし、ガラス。河上徹太郎、小林秀雄、青山二郎、柳宗悦、熊谷守一。関野晃平(螺鈿漆器)、田島隆夫(裂織り)、加藤静允(医者、やきもの)、菅原匠(染めもの)。1996年2月刊(読んだのはコロナブックスでなく、月刊太陽)。2016/05/04
寝子
3
メモ:「手を合わせる」という文章が良かった。後は写真を眺めただけ、楽しい。2021/02/06