出版社内容情報
少女たちの身体が本当に訴えていたこととは――。子宮頸がんワクチン問題と日本社会の闇に切り込む、衝撃の科学ノンフィクション。
内容説明
少女たちの身体の症状が本当に訴えていたこととは―科学誌「ネイチャー」など主催、ジョン・マドックス賞受賞!子宮頸がんワクチン問題の背景と日本社会の闇に切り込んだ、衝撃の科学ノンフィクション。
目次
序章 並べられた子どもたち(車椅子の少女たち;ワクチンの来歴 ほか)
第1章 子宮頸がんワクチン問題とは何か(「やりたかったことを奪われた」少女ばかり;口に出せなくなった大多数の医師たちの考え ほか)
第2章 サイエンスが暴いた捏造(名古屋市の調査結果と、メディアの曲解;3・16池田班発表の衝撃 ほか)
第3章 子宮頸がんワクチン問題の社会学(科学を伝える;「ウェイクフィールド事件」と反知性主義)
終章 母と子(それでも魔法を信じたい;緑色のダッフルを着た少女の足と手 ほか)
著者等紹介
村中璃子[ムラナカリコ]
医師、ジャーナリスト。一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了後、北海道大学医学部卒業。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チームなどを経て、現役の医師として活躍するとともに、医療問題を中心に幅広く執筆中。京都大学大学院医学研究科講師として、サイエンスジャーナリズムの講義も担当している。2014年に流行したエボラ出血熱に関する記事は、読売新聞「回顧論壇2014」で政治学者・遠藤乾氏による論考三選の一本に選ばれた。2017年、子宮頸がんワクチン問題に関する一連の著作活動により、科学雑誌「ネイチャー」などが共催するジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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