性からよむ中国史―男女隔離・纏足・同性愛

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性からよむ中国史―男女隔離・纏足・同性愛

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784582482218
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

儒教的男尊女卑が招いた女児殺害やいびつな男女比、未婚男性や自殺女性の増大。政治や法、医療から芸術まで性から見渡す中国近現代史

【著者紹介】
カリフォルニア大学歴史学教授・元アジア研究学会会長

内容説明

儒教的慣習や一人っ子政策の下での女児殺害といびつな男女比、独身男性や自殺する女性の多さ、アイデンティティの表明としての纏足や辮髪、同性愛や異性装をめぐる価値観の変遷―。政治や法、医学、芸術、スポーツまで、西洋的概念では捉えきれない、性の視点から見渡す伝統中国から近現代中国への変化。

目次

“閨秀”と“光棍”
第1部 ジェンダー、セクシュアリティ、国家(家族と国家―女性隔離;女性の人身売買と独身男性問題;政治と法のなかのセクシュアリティとジェンダー関係)
第2部 ジェンダー、セクシュアリティ、身体(医学・芸術・スポーツのなかの身体;装飾され、誇示され、隠蔽され、変形された身体;放棄される身体―女性の自殺と女児殺し)
第3部 ジェンダー、セクシュアリティ、他者(同性関係とトランスジェンダー;創作のなかのセクシュアリティ;セクシュアリティと他者)
ジェンダー、セクシュアリティ、公民性

著者等紹介

マン,スーザン[マン,スーザン] [Mann,Susan]
カリフォルニア大学デイビス校歴史学部名誉教授。1999‐2000年アメリカアジア学会(AAS,Association for Asian Studies)会長。主な著作Precious Records:Women in China’s Long Eighteenth Century(Stanford University Press、1997、AASレベンソン賞受賞)、The Talented Women of the Zhang Family(University of California Press、2007、アメリカ歴史学会フェアバンク賞受賞)

小浜正子[コハママサコ] [Grove,Linda]
1958年生まれ。日本大学文理学部教授、中国女性史研究会代表。専門は中国近現代社会史、中国ジェンダー史

グローブ,リンダ[グローブ,リンダ]
1944年生まれ。上智大学名誉教授。専門は中国近現代社会経済史

秋山洋子[アキヤマヨウコ]
1942年生まれ。駿河台大学元教授。専門は中国文学、女性学

板橋暁子[イタハシアキコ]
1981年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在学。専門は魏晋南北朝史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

singoito2

8
ポメランツ「大分岐」に言及があり読んでみました。巻末の「解説」が「本書は、明清中国社会のジェンダーとセクシュアリティのありようが一九世紀末から二〇世紀の間にいかに変化した/しなかったかを描いた力作である。」p281とコンパクトにまとめてくれている通りの内容。現代中国まで視野に収めているのでとてもヴィヴィドな学びになりました。2022/09/06

マカロニ マカロン

8
個人の感想です:B。帝政中国時代に行われていた習俗の「纏足」と「辮髪」「宦官」に関しての話を聞く機会があり、参考文献として読んだ。纏足は宋代に上流階級から始まり、清朝になった時、満州族にはその習慣がないため禁止されたが、漢族に辮髪の強制は定着したが、纏足禁止は強力な抵抗にあい、逆に満州族の女性までヨチヨチ歩きを真似する靴が広まってしまった。19世紀に来航した西欧人の宣教師や外交官が纏足を女性抑圧、幼児虐待の象徴として中華帝国の後進性の証しと見た。1950年代の中国共産党革命により農村部でも終焉を見た。2019/07/08

koz kata

5
神が禁じているとかそういう発想がないので子孫繁栄さえクリアすれば同性相手の浮気が健康面(養生)以外では特に問題がなかったというのが興味深かった。 男女平等なんて欺瞞だなんて声もネットではよく聞こえてきます。しかし財産や祭祀の相続権がない女児がどんどん間引かれ存在しない花嫁を求める非モテ男性が治安を乱していたなんて話を読むと祭祀と遺産相続は男女平等でないとヤバイのがよくわかりました。 あと宣教師が余計な事をしてタブーが増えたのは日本と同じですね。2015/09/19

もち

3
親の決めた婚約や再婚に抗議して自死を選ぶ女性の話や、女性同士の恋愛など、知らない話やこれまでに触れたことのない切り口で著述されており、大変勉強になった。2021/12/02

ybhkr

2
宦官のBLを読んで、いやいや確か宦官てめちゃくちゃ大変なやつぞ…と記憶を遡りつつ、新しく出た本を読んでみた。結果、宦官よりも衝撃的なことがありすぎて書ききれない。一人っ子政策ってかなり最近のことで、それが中国の農村の嫁に落とした影の深さ。日本でも未だに跡継ぎ=男という地域もあるが、中国農村の暗部が凄すぎる。貧しい上に男児のみしか受け入れない制度って恐ろしい。昔の王室や武家のように妾を取れるわけでもないのに嫁への負担が大きすぎる。また同性愛への抑圧の歴史も根深い。この世界では私も自殺するしかないね。怖い。2017/11/29

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