中世から近世へ<br> 北条氏康の妻 瑞渓院―政略結婚からみる戦国大名

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中世から近世へ
北条氏康の妻 瑞渓院―政略結婚からみる戦国大名

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  • サイズ B6判/ページ数 290p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582477368
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

名門今川家の出にして、関東最大の戦国大名・北条氏康の正妻。彼女を中心とした婚姻関係が北条家の動向に及ぼした影響をたどる。

内容説明

大名家の正妻の在り方を問い直す。名門今川家で寿桂尼の子として生まれ、北条氏康に嫁いだ女性。その生い立ちは、関東最大の大名北条家の歩みにどう影響をしたのか。当主中心の歴史とは異なる視点から、戦国大名家の具体像に迫る。

目次

はじめに 合戦や外交だけでは見えない大名家の実像
第1章 実家・今川家の人びと(名家・今川家の生まれ;クーデターで今川家当主となった父・今川氏親 ほか)
第2章 夫・氏康と子どもたち(北条氏康に嫁ぐ;北条家は今川家と同等になる ほか)
第3章 北条と今川の狭間で(今川氏輝・彦五郎の急死;「花蔵の乱」の勃発 ほか)
第4章 北条家の御前様(御前様として;相次ぐ子どもたちの婚儀 ほか)
第5章 子どもたちとの別れ(御太方様になる;早川殿との別離 ほか)

著者等紹介

黒田基樹[クロダモトキ]
1965年東京都生まれ。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。博士(日本史学)。専門は日本中世史。駿河台大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

17
今川氏親と寿桂尼の娘さんで、氏康の妻ということで、今川家と北條家における彼女の血縁の人々のさっくりした説明と今川と北條が滅びに向かう流れと。70歳を越えて、小田原開城の2週間ほど前に氏政の継室の鳳翔院と共に自害したということは知ってたのだけれど、波瀾万丈の生涯に改めてお疲れさまでしたと頭を垂れる。娘さんの早川殿と氏真坊ちゃまによってつながった今川と北條の血が奇跡みたいなもののように思えてくるんだよね…。氏政の継室の鳳翔院について長らく知りたいなあと思ってるんだけど、やっぱりまだ資料は見つかってないみたい。2018/04/08

getsuki

13
瑞渓院の生涯を通して、当時の婚姻関係や正室の役割とは何かを紐解く一冊。当時嫡出子と庶子には厳然とした身分差があり、婚姻先の身分によっては正室の養子になることで身分差を埋めていたというのが興味深い。また史料や書簡を通して北条、今川、武田の係争と同盟、破綻までの経緯も分かるようになっていて面白い。2018/04/24

Toska

11
再読。史料に恵まれず、「北条氏康の妻」という事実以外ほとんど無名に近い瑞渓院。憶測を重ねて本人の個性をでっちあげるのではなく、彼女の置かれた立場(戦国大名の娘にして正妻)そのものに焦点を合わせている。評伝としては禁欲的だが、それがいかにも黒田氏らしい。子供たちの序列や婚姻に、どれだけ彼女の意向が反映されていたのか。この辺りも多くは推測になってしまうのだが、妻や母が戦国大名の家内秩序を左右するという視点自体が今までにないもので、意義深い研究。2023/02/08

珈琲好き

10
めちゃめちゃマイナーなテーマかと思ったら、戦国大名の家格への拘りや婚姻政策、北条と今川の通史について知れた。さすが安心安全の黒田基樹クオリティ。/室町幕府の官職に拘ったり、没落した今川氏真を丁重に扱ったりと、戦国大名というのはゲームと違って名文を重んじるんだな。/しかし京都時代に氏真に家康が仕送りをしていたというのはなんでなんだろ。面倒見良すぎでは。2018/01/10

BIN

6
北条氏康の妻、瑞渓院自体は資料にあまり残されていないので、瑞渓院が生きた時代で今川家と北条家の親族たちの動向や黒田さんの考えなどが書かれてます。義元の武田との同盟(河東一乱)や信玄の駿河征伐で氏康がブチギレたのは彼らの誤算だった説は面白い。寿桂尼と合わせて女達の繫がりが影響し、歴史を動かしているのが見えてきました。子供に氏親、氏照(=氏輝)と瑞渓院の父や兄の名をつけていたとは気づかなかった。北条家について黒田本とかでよく知っている人にはより興味深く感じられる本だなと思いました。2020/09/22

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