パリの聖月曜日 - 19世紀都市騒乱の舞台裏

パリの聖月曜日 - 19世紀都市騒乱の舞台裏

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582474053
  • NDC分類 235.066

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

24
19世紀前半のパリ、世界的な都市としての体裁さを持ちながら不衛生さと物売りや路上生活者の多さ、労働者間のワインを通しての人的結合(互いに奢り合う)で日常性を打破する活力になったこと。著者の視線の向けどころにとても興味が持てた。2018/08/14

印度 洋一郎

3
1848年の三月革命に至る、当時のパリの下層民の暮らしぶりを通じて、彼らが立ちあがる背景にあったパリの状況を読み説く。運河が出来ても慢性的に続く水不足、増え続ける塵芥や糞尿の処理が追い付かない不潔な街の環境、出稼ぎ職人達の酒と喧嘩の日々、そして職人や労働者になくてはならない生活の場「居酒屋」などなど。どこが花の都なのかと思うような劣悪で不潔なパリの街の実態を赤裸々に暴いていく。日曜日は痛飲し、二日酔いで月曜日も休む、これが"聖月曜日"だが、工業化を推進する政府にとっては、悪習だったのは言うまでもない。2013/02/25

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