フェミニズムの名著50

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  • サイズ B6判/ページ数 528p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582472288
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

フェミニズムはなぜ登場したのか?なにを獲得し、なにと闘い続けているのか?フェミニズムの歴史における基本テキストを詳しく解説。フェミニズムの全体像に迫る必読必携の書。

目次

第一波フェミニズム(M・ウルストンクラフト『女性の権利の擁護』;J・S・ミル『女性の解放』 ほか)
第二波フェミニズム(S・de・ボーヴォワール『第二の性』;M・ミード『男性と女性』 ほか)
現代フェミニズム(E・K・セジウィック『男同士の絆』;G・C・スピヴァク『文化としての他者』 ほか)
日本のフェミニズム(平塚らいてう;与謝野晶子 ほか)

著者等紹介

江原由美子[エハラユミコ]
東京都立大学人文学部教授。専攻は理論社会学・女性学

金井淑子[カナイヨシコ]
横浜国立大学教育人間科学部教授。専攻は倫理学・ジェンダー論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

18
何度も日本がフェミニズム後進国であることを考えさせながら読んでいた。日本の男を作った神様がいたとしたら、そうとうに馬鹿な神様だったに違いない。 この克服には、かってのウーマンリブのような行動が必要だと思うが最近のメディアからそれを期待することもできない。 松本人志を擁護するような意見に出会うと叩き殺したくなってしまう。 山本太郎が言っていた。 悪人だから大手メディアに出られるんです。 この本にはウーマンリブで活躍した田中美津も紹介されていた。 『いのちのおんなたちへ』を、読む必要を強く思っていた。2024/02/19

魔魔男爵

6
編者が選んだ50冊を40名に書評させたもの。50冊の題名挙げるだけで255字越えると思うので、取あえずギャグネタ書いておく。三冊目の『婦人論』アウグスト・ベーベル、草間平作訳は、横山光輝の『バビル二世』『ジャイアントロボ』(操縦者草間大作)の元ネタってのはどうよ?。古臭い昭和の漫画アニメ特撮を無理矢理フェミニズムネタにするのは、新しくていいよなw。50冊は読みたい本として登録するが、読んでいるのが一作あったのでそれはここに書いておく。それは70-90年代の全フェミニズム書籍を超える名作『ベルサイユのばら』2017/06/03

アルクシ・ガイ

2
こーいう本こそ、一冊電子書籍で欲しいんだけどな。電子化されてないのが残念。フェミニズムの歴史は案外浅い。海外ドラマを見ている限りでは、アメリカでは女性の権利はしっかりと保障されているようなのだが、あれはやはり、理想に過ぎないのか。2018/07/15

ねぎとろ

1
少しずつちまちまと、ようやく読了。フェミニズム思想の歩み、何が問題とされ、それにどう闘ってきたのかがよくわかる編集となっている良書。たとえ拙くとも、マルクスやフロイト等々から使える概念を引っ張り出し、自らの思想の血肉とし、とにもかくにも自前の思想として発展させてきたその歩みにはやはり敬意を表さざるを得ない。今の日本においてこれを品切れ状態にしておくのはやはりマズいのではないか。平凡社ライブラリー版などで出しなおすべき。2021/04/25

orange21

1
名著50冊がどんな内容なのか、およそ時系列順で一冊一冊解説していく本。200年間に交わされた壮大なレスバトルの書という感じで非常に面白い。後半は精神分析や哲学の、専門知識がなくては読み解けないタイプの議論が多くなってしまうが、フェミニズムが簡単に概観できるのではないだろうか。ある世代の人間が唱えた主張に対して、基本的には見落とされていた側からのツッコミが延々と入り続けるのを読むのは楽しい。読んでみたい本も沢山ある。2020/04/25

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