済州島四・三事件―「島(タムナ)のくに」の死と再生の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784582454376
  • NDC分類 221.9
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「東アジアのアウシュヴィッツ」と呼ばれた凄惨なジェノサイドが行われた事件の歴史的背景と経緯、そしてその恐怖から立ち直り、歴史と真実を回復した島共同体の歴史を語る。

目次

第1章 済州島とはどんな島か―神話時代から植民地期まで(皐民(海の民)の時代
海の時代から陸の時代へ
植民地時代の済州島)
第2章 四・三事件への道のり(信託統治の挫折;済州島の人民委員会;三・一節事件)
第3章 四・三事件の経緯と殺戮(武装峰起;阻止された単独選挙;分断国家の下で;焦土化作戦)
第4章 その後の済州島―沈黙の壁を越えて(沈黙と停滞;変わる済州島社会;蘇る済州島;四・三特別法への道)
終章 記憶をめぐる対話に向けて(残された課題;記憶をめぐる戦争)

著者等紹介

文京洙[ムンギョンス]
1950年、東京生まれ。現在、立命館大学国際関係学部教授、博士(地域政策学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

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これまでも幾つかの書で、四・三事件についてある程度の知識はえていたが、この事件を主題として扱った書を読むと、改めてこの事件の陰惨さ、この事件がもたらした惨禍のすさまじさを思い知らされた。特に印象が残るのは、米軍がこの地に対して行った仕打ちの理不尽さ。これは米国にアジア人蔑視感が強くあるのという証左ではないか?とつい勘ぐってしまいたくなる。後、日本と済州島との深い関わりについては興味深く読めた。2009/08/13

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