内容説明
日常的実践の抗争のなかにグローバルな「意味の政治」を読み解く新たな文化研究。
目次
第1部 文化ヘゲモニーと対抗的実践(グローバリゼーションとアメリカン・ヘゲモニー;グローバリゼーションと新しい文化経済;HIV・エイズとグローバリゼーションの政治経済学)
第2部 混成化とディアスポラ(ピジン語の生まれる空間―横浜居留地の雑種語;文化を食べる―インド料理をめぐる食文化の取り込みとアイデンティティ;移動の経験によって生成された音と「うた」―一九二〇~三〇年代の普久原朝喜の活動を中心に)
第3部 アイデンティティ・ポリティクス(ディアスポラを解体する―グローバル化時代のグローバルな華人性を問う;スペクタクル化される「ナショナル」の饗宴―メディアにおける「普通の外国人」の商品化;空間を横断する思考―トランスナショナルなトルコ系テレビジョン)
著者等紹介
モーリス=スズキ,テッサ[モーリススズキ,テッサ][Morris‐Suzuki,Tessa]
オーストラリア国立大学(アジア太平洋研究スクール)教授
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。社会学、文化研究専攻
アクソイ,アス[アクソイ,アス][Aksoy,Asu]
ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ教授。コミュニケーション社会学
アルトマン,デニス[アルトマン,デニス][Altman,Dennis]
ラトゥルーブ大学(オーストラリア)政治学・社会学・人類学スクール教授。2004/5年からハーヴァード大学客員教授
アング,イエン[アング,イエン][Ang,Ien]
ウェスタン・シドニー大学(オーストラリア)教授・文化研究センター所長。カルチュラル・スタディーズ
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