内容説明
グローバル化の全体像を初めて体系的に解説したもっとも新しい現代社会学テキスト。
目次
第1部 解釈の基準(グローバル・ソシオロジーへの招待;グローバルに考える;モダニティと世界社会の進化;変貌する労働の世界;ネーションフッドと国民国家)
第2部 格差と亀裂(グローバルな不平等―ジェンダー、人種、階級;超国籍企業―その経済的・社会的役割;不均等発展―その犠牲者;グローバルな統制の失敗;アジア太平洋地域―奇跡からまぼろしへ?)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SD
5
私は学部のゼミで文化人類学を専攻しているのにも関わらず、何故かゼミで教科書として扱い読み進めていった。1週間に2章分読み進めて理解を深めなければならないというハイペースな3年後期のゼミであったが、何故この教科書を先生が取り上げたのか、何故今これを学ぶ必要があったのか、読み終えると理解できた。現在新型コロナウイルスを取り巻く世界情勢は大きく変化を余儀なくされており、これまで進んできたかに見えていたグローバリゼーションも逆風に晒されている。だが、端末同士の繋がりは加速した一年であった。これは社会を扱っている。2020/11/13
がっち
2
グローバルとは何かを包括的に学べる入門書である。ダイナミクスと挑戦とあるが、これはまず未来に向けての行動論であった。どのような世界に変容しつつあるのか、今現在では資源制約があり、どういった未来図があるのかという本であった。2013/05/19