内容説明
精神と肉体の自由を求めて20世紀を駆けぬけたひとりの“情熱の女”の記録。
目次
イズーの行為
第1章 幼年時代
第2章 レンヌ街71番地
第3章 友情の時代
第4章 ジャン=ポール・サルトル
第5章 教師時代
第6章 偶然の恋
第7章 戦争
第8章 実存主義
第9章 アメリカの愛人
第10章 栄光への道
第11章 行動のとき
第12章 砦
第13章 ことばの力
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
8
圧巻だ。 ボーヴォワールの存在は私に生きることを教えてくれている。 こんなに心が魂が揺さぶる本は少ないと思う。 再読を重ねたい。2023/10/19
やまはるか
7
昨年12月から半年かけて惜しみつつ読んだ。ある恋の物語とあるが幼年期から1986年78歳で亡くなるまでの伝記。アメリカの作家ネルソン・オルグレンに宛てた1700ページもの恋文が本書執筆動機とある。終生にわたりサルトルと行動を共にして結婚しなかったのは恋愛の自由ばかりでなく家庭を持たないことに意味があった。家庭を持たず自ら家事から解放された生き方を示した。女性解放のため避妊、堕胎の自由を勝ち取るために戦った。「女性たちよ、あなたがたは彼女にすべてを負っている!」訳者あとがき エリザベート・バダンテールの言葉2020/06/11
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