出版社内容情報
1945年から2000年に至る戦後日本の現代音楽の受容と創作の歴史を、社会史・思想史を踏まえ、描き出した初の戦後日本音楽史。
内容説明
欧米技法の導入、伝統音楽の刷新、ジャンルを越えた実験等によって、日本オリジナルの現代音楽を築こうとしたモダニズムとアバンギャルドの時代。
目次
第1部 戦前・戦中・戦後―その連続と不連続1945‐1951(戦後とは何か;音楽文化にとっての戦後の意味と無意味 ほか)
第2部 戦後世代の台頭1951‐1957(復興と近代化がもたらした音楽諸制度の変化;「うたごえ運動」の音楽史的意味 ほか)
第3部 前衛音楽と日本のオリジナリティ1957‐1967(六〇年安保、東京オリンピック、ベトナム戦争;現代音楽講習会と前衛音楽の導入 ほか)
第4部 カウンターカルチャーと現代音楽1967‐1973(カウンター・カルチャーの時代―戦後の大きな転換期;現代音楽の場 ほか)