私の保存食ノート―いちごのシロップから梅干しまで

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私の保存食ノート―いちごのシロップから梅干しまで

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  • サイズ B5判/ページ数 152p/高さ 25X19cm
  • 商品コード 9784579203574
  • NDC分類 596
  • Cコード C5077

出版社内容情報

家族のための保存食作りは、いつの時代も楽しいもの。和風から洋風まで、好評を博し、保存食作りの教科書とされたこの本が、再び多くのご要望にこたえて登場。

はじめに


 いちごのシロップ/いちごジャム/いちごのマデラー酒づけ/
 夏みかんの皮の砂糖煮/夏みかんとオレンジのマーマレード/
 夏みかんのスカッシュ/夏みかんと青梅のしょうちゅうづけ/
 ふきの葉のつくだ煮/きゃらぶき/ふきの甘酢づけ/干したけのこ/
 いんげんのピクルス/いんげんのつくだ煮
 父と母の教え/わが家の蔵/西ドイツの思い出(1)
 冷蔵庫の使い方/冷蔵庫と容器/手作りの木しゃもじ
〈母のノートより〉
 ジャミ、ジェレー概則/キューカムバー・ピークル
  いちごのシロップのゼリー・牛乳ゼリーといちごシロップのソース/
  ロスコン(リングクッキー)・ババ/棒だらと干したけのこの煮もの・
ちらしずし・野菜豆


 梅干し/しそと花かつおの箸やすめ/梅びしお/青梅のしょうちゅうづけ/
 青梅の砂糖づけシロップ/青梅のはち蜜づけシロップ/新しょうがの梅酢づけ、
 紅しょうが/新しょうがの砂糖煮/しょうがの皮のびん詰め/
 しょうがじょうゆ/奈良づけ/青じその葉の塩づけ/にんにくみそ/
 にんにくのしょうちゅうづけ/ドミグラスソース/ウースターソース/
 あんずのジャムと砂糖づけ
 しゅうと、しゅうとめの味/わが屋の秘密/西ドイツの思い出(2)
〈母のノートより〉
 ジンジャーケークとジンジャーエード
  ババロア・梅酒のゼリー/ジンジャービスケット


 穂じその塩づけ/穂じそのひしお/なすの砂利づけ/トマトピューレー/
 きゅうりと小玉ねぎのピクルス/おろしゆず/みそ/いかの塩辛/
 鮎の苦うるか/鮎の子うるか/いわしの酢油づけ/いわしのつくだ煮/
 小あじの牛乳づけ/りんごのジャムとゼリー/花型ビスケット/
 フルーツケーキ/ビーツとゆで卵の甘酢づけ
 主人の願い/私の手作り食品ノート/私の好きなつぼ/わが家の銀行/
 祖先の知恵/西ドイツの思い出(3)
 日本の香辛料/さまざまな香辛料(1)
〈母のノートより〉
 魚類をつけものにする法/菓子概則


 べったらづけ/すぐき/てっかみそ/ゆずの砂糖煮/だいだい酢/
 鮭の酢づけ/鮭の酒づけ/小あじのなれずし/塩ハム/コンビーフ/
 鶏のくん製/豚肉のしょうゆづけ/レバーのしょうゆづけ/ソーセージ三種/
 レバーペースト/チーズペースト/ミルバートースト/クリームチーズ/
 キャラメルクリーム/ピーナッツタッフィー/はち蜜入りビスケット/

目次

春(いちごのシロップ;いちごジャム;いちごのマデラー酒づけ;夏みかんの皮の砂糖煮;夏みかんとオレンジのマーマレード;夏みかんのスカッシュ;夏みかんと青梅のしょうちゅうづけ;ふきの葉のつくだ煮;きゃらぶき;ふきの甘酢づけ;干したけのこ ほか)
夏(梅干し;しそと花かつおの箸やすめ;梅びしお;青梅のしょうづけ;青梅の砂糖づけシロップ;青梅のはち蜜づけシロップ;新しょうがの梅酢づけ、紅しょうが;新しょうがの砂糖煮 ほか)
秋(穂じその塩づけ;穂じそのひしお;なすの砂利づけ;トマトピューレ;きゅうりと小玉ねぎのピクルス;おろしゆず;みそ;いかの塩辛;鮎の苦うるか;鮎の子うるか ほか)
冬(べったらづけ;すぐき;てっかみそ;ゆずの砂糖煮;だいだい酢;鮭の酢づけ;鮭の酒づけ;小あじのなれずし;塩ハム;コンビーフ;鶏のくん製 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

27
購入したのは20年以上前。この本は私にとって、単純なレシピ本ではないのです、著者佐藤雅子さんの随筆集のつもりです。だから、何度も繰り返してページをめくります。佐藤さんが姑のような母のような、そんな感じです。レシピそのものは古いので、作るときは工夫と知恵を使って今の食材、調味料に会わせる必要があります。『美しさ』を感じさせてくれる一冊です。2012/05/29

くさてる

19
明治生まれの著者による保存食レシピの本。けれど単なるレシピ本ではなく、随所に現れる日々の生活や季節を愛しむ想いや、家族との思い出などがとても素敵な随筆としても読めました。このままの生活や暮らしは怠惰なわたしにはとても無理ですが、こんな風に日々の暮らしを大事にする姿勢は見習いたいと思います。本当に素敵な一冊です。2014/07/19

きりぱい

11
多くの料理研究家が好きな料理本に挙げるだけあって、昔ながらのレシピでありながら時代にしては新しいという不思議な魅力の本。母親直伝の西洋料理、嫁ぎ先で受け継ぐ和の保存食と、食べ頃はいつで、どれくらい持つと、試行錯誤を重ねてくり返し作られてきたレシピは、優雅なようで何でも自分で作るのが当たり前の時代の話。先に読んだ『季節のうた』と重なる話もあったけれど、真摯に料理を楽しむ姿勢やこまやかな暮らしが見えてくる読み物部分がいい。夏みかんのスカッシュ、ゆずの砂糖煮なんていいな。一ヶ月も保存できる鮭の酒漬けも気なる。2012/09/17

とまと

10
素敵な本でした。ひとつの季節にこれだけの保存食を作ったなんてすごいなあ。何でも自分で工夫して作ってしまうのだもの。佐藤雅子の文章だけでなくお姑さんのメモ、旦那さんの寄稿も素敵だし、料理以外のお手製の木のスプーンなんてのも素晴らしい。もっと自分で工夫するということや生活をするということを丁寧にして生きていきたいなという心もちになる本です。母にも目を通すことをおすすめしました。いつかまた出会うであろう、きっとうちに来ることになる予感のする一冊です。2016/02/08

松子

8
ただのレシピ本ではなく、レシピにとても優しい著者の思いやエピソードが添えられていて、お人柄を想像してほっこりした気持ちになれました。先日読んだ辰巳先生のほんといい、この佐藤先生の本といい、厳しくも優しいお姑さんやお母さま、明治のご婦人の凛とした、背筋のの見たすばらしさ、そして、それに反抗せず、身につけられた方のすばらしさ・・・を感じました。もちろん、保存食、作ってみたいけど、ハードル高そうかな・・・っていうのはありますが、読んでみてよかったです2016/11/23

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