装丁/南伸坊

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784577701874
  • NDC分類 022.57
  • Cコード C0095

内容説明

アレコレ注文つけられるのは大嫌い。「まかしたよ」といわれれば損得ぬきで夢中になる。大好物は注文主が喜んでくれること。「笑える装丁」をめざす、装丁・南伸坊は、まるで落語に出てくる大工の八つぁんみたいである。実作の現場を語る笑える職人ばなしエッセイ。

目次

装丁の前口上
このようにして私は装丁となった
もれなく一万円ついてくる装丁
自慢じゃないが実にくだらない
『頓智』廃刊に関する私の責任
新解さんのナゾのナゾ
1%の霊感と99%の努力の関係
歴史上の本人が語る歴史の真実
単なるトーフを表紙にする
非常識が科学の常識である〔ほか〕

著者等紹介

南伸坊[ミナミシンボウ]
1947年東京生まれ。装丁デザイナー、イラストレーター、エッセイスト。講談社出版文化賞装丁賞受賞。著書に『顔』『笑う写真』『笑う科学』『笑う哲学』『笑う大学』(以上ちくま文庫)『歴史上の本人』『モンガイカンの美術館』(以上朝日文庫)『仙人の壺』(新潮社)『ごはんつぶがついてます』(晶文社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

80
イラストレーターであり装丁も手がける著者の過去に手がけてきた数々の装丁とまつわるエッセイで構成された本。装丁というのは本の見栄えに大きく影響すると思う。装丁だけが突出していたり逆に内容とマッチしないようにすることも大事な重要な仕事だ。氏の装丁は、思わずなるほどと思わせるものも多く赤瀬川原平氏との仕事も多かったようだ。そしてこの本を読んで装丁を眺めていたら読みたくなってしまった本がいくつかあった。読みたい本に登録済。図書館本2018/05/04

はる

17
図書館本。もよりの図書館の展示のテーマが「本の装丁を楽しもう」そこにあった本でいちばん目立っていたのがこの本。なぜだかずっとイラストレーターだと思っていた作者は装丁家だった!知らずに読んでいた本もたくさんあってびっくり。中華風も時代劇風もそういえば…だった。そしてまたまたたくさんの読みたい本リストが膨れあがってしまったのだった。装丁家の思う壺にはまってしまった。(渾身の晶文社のサイのマークを見なければ!)2014/06/10

魚京童!

13
大丈夫、安定して嫌いだから。2015/10/04

さく

6
読メで『装丁』と入力し、検索するとずらりとスタイリッシュな本が並ぶ。伸坊さんの手にかかればこれだ。装丁家の「家」の字を取ったら馬丁、園丁みたいに職人っぽくていいじゃない、というわけでこのスタイル。似合う。ご本人装丁本の作品集で写真はカラー、制作過程の裏話がとても面白い。紹介されている本が全部読みたくなってくるのは、伸坊さんの何が面白いのかを伝える力の賜物だろう。装丁が帯も込みだとは知らなかった。帯はいつも捨ててしまうけど、その前にじっくり眺めることにしよう。2015/06/17

sawa

2
★★★☆☆ シンボーさんが自らの装丁を語る。出来上がりだけじゃなく、受注した時の気持ちも描かれていて面白い。赤瀬川源平とか嵐山光三郎とか椎名誠とか沢野ひとしとか、自分の好きな作家の装丁をよくされているので、持ってる本がたくさん出てきて楽しかった。シンボーさんの装丁は、どれも少しヌケてて可愛い感じが好き。(図)2012/06/13

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