ライジング父サン

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ライジング父サン

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784577040621
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

ぼくらのことをいつも守ってくれる父さん。だれよりもたよりになる父さん。ぼくがたずねることは、何でも知っている父さん。ぼくの中で、夏の太陽のようにかがやいていた父さんがたおれた。不安におしつぶされそうになりながらも父親の回復を信じて待つ少年の心の成長を描きます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

49
最初の入院から家に帰った父さんが、頑張りすぎるのを読んでいてハラハラ。あぁ、やっぱり再入院。頑張り父さんが、頑張らない事も学べてホッとしました。著者の体験だったそうで、庭に並べた石も実話!シンちゃん頑張ったね。思うようにいかない頑張り父さんが怒りっぽくなったけど、アスカちゃんの卒園、小学校入学式への列席という目標を持てて、奇跡と言われるリハビリする。(どんな人になりたいか)も、目標を持つ大切さが伝わります。もう少しお母さん目線も欲しかったかな。2016/09/20

杏子

33
これも学校の蔵書。みつばち文庫で寄贈された本。脳梗塞で倒れた父さんがリハビリして退院するまで。主人公のシンイチにとっては、父さんは太陽のようなもの。夏の太陽のように頑張って、仕事に励んでいた父さんが無理しすぎて倒れてから、リハビリを重ねて頑張るけれど、「がんばらない努力」も続けて少しずつ前に進めるようになった。シンイチは父さんの少し痩せたけれどまだまだ大きな背中を見ながらこれからも成長していくのだろう。夏の太陽から 春のお日さまのようになった父さんを追って。高学年以上のこれからの子どもたちに勧めたい。2016/09/04

anne@灯れ松明の火

30
くすのきさんのオンライン講演会で、この作品がご自身の体験記でもあると知った。隣市で。脳梗塞で半身不随になった父さん。強くて、夏の太陽のように輝いていた父さんが倒れた。弱々しくなり、時には周りに当たったり、泣いたり。でも、父さんがまた立ち上がることを信じて、小5のシンイチも自分にできることをしようと思う。母さんも、おばあちゃんも、年長の妹アスカも、父さんを支える。父さんの友達も、シンイチの友達も、支えてくれる。絶望から立ち直った父さんは前とは違う太陽になった……。児童書だが、大人にもに読んでほしい2021/10/06

そら ふわりん

15
実話を元にした児童書。脳梗塞になった父さんが退院するまでの、僕目線でのお話。脳梗塞は今は身近な病気で、突然発症する。「どんな状況になっても、そこにあるどんな意味に気づくかで、人生ってやつは良くも悪くもなるし、人は幸せにも不幸にもなるんだ」父さんの奇跡的な回復の裏には、人の何倍もの努力が見えました。2015/12/31

tan

15
 お父さんのあきらめない、頑張る姿も良かったですが、あとがきの「将来どんな人になりたいのか」という問いは言い換えれば「自分はどんな生き方をしたいのか」ということを考えることになる。という言葉に納得しました。大人であっても常に自分に問うていきたい言葉ですね。2014/04/04

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